夜の海地獄~湯気の向こうに鬼遊ぶ森~
大分県別府市の鶴見岳で1200年前に誕生した「海地獄」は、その美しいコバルトブルーの色で知られる人気観光地です。この海地獄で、期間限定イベント「夜の海地獄」が開催されます。このイベントでは、映像と照明、音響を駆使して、昼間とはまったく違う幻想的な世界が広がります。
幻想的な小道への誘い
この特別な夜の海地獄では、森の小道が整備され、訪れる人々を不思議な体験へと導いてくれます。そこに現れるのは、波のようにうねる怪しい光と共に、風や雷、地響き。そして、鬼たちのうなり声が響き渡ります。まさに鬼たちの遊び場が目の前に広がります。
鬼たちとの出会い
白い湯気の中で揺れる怪しい光が視界に広がり、そこには鬼や閻魔大王が待ち受けています。彼らは、時にはコラっと叱るような姿で現れることも。恐怖心と不思議な魅力を感じる空間の中で、可愛い子鬼たちが光の切り絵のように登場し、右の坂道を登るように促してきます。
鬼の寝床
水面には大きな鬼蓮が広がり、水音に合わせて幻想的な光の粒が踊ります。その静かな空間の中で鬼のいびきが聞こえ、ふと仰ぐと大きな鬼の目玉が待ち受けています。これらの体験が、訪れる者に新たな驚きを提供します。
鬼による祝福
美しいお花畑が現れると、鬼たちは人を襲う存在ではなく、邪気を浄化し幸せを運ぶ神の使いであることが明らかになります。これまでの恐怖心が和らぎ、鬼たちの優しさを感じ取ることでしょう。
賑やかなフィナーレ
イベントのクライマックスには、これまで出会った鬼たちが歌って踊る賑やかなフィナーレが待っています。そして、閻魔大王が優しく微笑んで見送ってくれる姿は、果たして忘れられない思い出となるでしょう。
この「夜の海地獄」は、2022年9月17日から9月25日までの期間限定で開催され、毎日19:00から22:00(最終入場は21:45)まで楽しむことができます。通常営業時間は8:00から17:00までですが、この特別な体験を味わえるのは夜のみです。
海地獄の所在地は大分県別府市大字鉄輪559番地の1で、チケットは大人1000円、高校生から小学生700円、再入場希望者は昼間のチケットを持参することで500円で入場できます。ただし、天候によっては中止されることもあるので、注意が必要です。詳しくは
夜の海地獄公式サイトで情報を確認してください。