Z世代に向けたエールがテーマの新プロジェクト
日本テレビが新たに立ち上げた「Zドラマ」プロジェクトは、Z世代に向けて青春の葛藤や友情、恋愛を描こうとしています。その第一弾として、茅島みずきが主演するドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」が2022年2月27日から放送されることが決定しました。この作品は、夢や希望を失った高校生、神谷詩子の物語を通じて、おそらく多くの観客が共感できるであろうテーマが描かれています。
夢を見失った高校生たち
物語の主人公、神谷詩子は複雑な家庭環境と中学時代のトラウマによって、未来への明るいイメージを持てない高校生です。しかし、春の高校入学を機に彼女の人生は大きく変わります。彼女はダンスを通じて出会った6人の仲間たちと共に、自分たちのグループ「ファンファーレ」を結成し、友情と夢を育んでいくことになりました。彼女たちは日々の「青春」を楽しむものの、次第に明らかになる彼女たちの内面に迫る難題や、友情を試すような見えない敵も存在します。
期待の新人、茅島みずきが挑む役
茅島みずきはこのドラマで神谷詩子役を務めます。彼女は民放ドラマの初主演に対し、感謝しつつも不安やプレッシャーを感じていると語ります。脚本を読んだ感想については、高校生特有の繊細な感情が描かれていることを指摘し、自分自身も詩子のように周囲に気を配り、思いやりのある行動をしていきたいと述べました。
「同世代の役者さんと共演できることが楽しみで仕方ないです。撮影を通じて仲良くなり、その空気感を作品に活かせるようにしたいと思います。」と、期待を込めて話しています。特に、自身の高校生活に共感できる部分が多く、等身大の自分をぶつけていきたいとも語っています。
卒業式への思い出
茅島は自身の卒業式にまつわるエピソードも語りました。小学校では泣かずに笑顔で終わったのに対し、中学の卒業式では感情が高ぶり涙が溢れたと振り返ります。特に高校に上がる際、東京に上京することが決まっていたため、地元の友達と離れることへの不安や寂しさを強く感じたとのこと。
「この作品が少しでも視聴者の皆さんの勇気となることができれば嬉しいです。」と、彼女は特に同世代の高校生に向けてメッセージを送りました。
スタッフの思い
プロデューサーの鈴木努氏や枝見洋子氏も、ドラマに対する熱い思いを語っています。青春とは楽しいことも、孤独な時間も、おまけに先の見えないことも含まれています。その全てが将来の宝物になることを願い、このドラマから「今を生きる高校生」たちにエールを送りたいとしています。彼らの過ごす日々、どんな時も誰かが彼らを思っているというメッセージが込められています。
Zドラマの多様な形式
この「Zドラマ」プロジェクトは、ドラマの世界観を多様な媒体で表現したものです。SNSや楽曲、ライブ配信、映画、舞台など、制限なく展開され、特にユニークな試みとして、短尺の縦型動画「かじるドラマ」が月曜日から土曜日にかけて放送されます。視聴者はスキマ時間で気軽に楽しむことが可能です。日曜日の地上波では深い内容を味わうことができる長尺の「浸るドラマ」も放送されるので、合わせて楽しんでみることをおすすめします。
放送詳細
「卒業式に、神谷詩子がいない」は2月27日の昼13:45から関東ローカルでスタートします。公式サイトや各SNSを通じて、今後の展開にも目が離せません。
公式サイトはこちら
Z世代への大きな期待が込められたこのドラマを、ぜひお見逃しなく!