ついに動き出した!詐欺撲滅への取り組み
東京都では、特殊詐欺の被害が依然として続いています。この状況を受けて、警視庁と森ビル株式会社は「ストップ!詐欺」と題した共同宣言を発表しました。この宣言では、特殊詐欺に対する防止活動を一層強化し、特に最近多発している「警察官をかたる詐欺」に焦点を当てています。
特殊詐欺の実態
「警察官をかたる詐欺」は、犯人が警察官を名乗り被害者に電話をかける詐欺の一種で、被害者をLINEなどのメッセージアプリに誘導し、口座にお金を振り込ませる手口です。松本利夫特別防犯支援官は、この犯罪が特に20代から60代の現役世代をターゲットにしていることを明かしました。以前は高齢者が主要な被害者でしたが、状況が変わっています。この新たな実態に警戒が必要です。
共同宣言の内容
共同宣言では以下のポイントが取り決められました:
1. 森ビル施設内で特殊詐欺被害を伝える動画を流す。
2. 六本木ヒルズを訪れる人々に、詐欺の認識を高めてもらう。
3. 森ビルの従業員向けに特殊詐欺の注意喚起を行う。
松本支援官は、年間4000万人が訪れる六本木ヒルズでの啓発活動が多くの人々に影響を与えることを期待しています。犯罪意識の向上は、市民の安全な生活を守るために不可欠です。
被害回避のポイント
松本支援官は、「警察官がLINEなどに誘導することは絶対にない」と、詐欺を見破る重要なポイントを強調しました。加えて、犯人と話をしないための方法として、国際電話の利用を停止することを提案しています。「国際電話不取扱受付センター」への申し込みにより、固定電話にかかる国際電話を無料でストップできます。悪質な詐欺から身を守るためには、こうした対策が非常に有効です。
まとめ
松本支援官は、特殊詐欺被害を防ぐためには、以下の2つのポイントを忘れないことが重要だと訴えかけています:
- - 警察官をかたる詐欺に注意すること。
- - 国際電話の利用を停止する申込みを行うこと。
詳細な情報は「国際電話不取扱受付センター」に問い合わせるか、公式ウェブサイトを確認してください。私たち一人ひとりの意識が、詐欺被害を防ぐ力となります。皆で力を合わせて、安全な社会を築いていきましょう。
催事情報
- - 催事名:1都3県特殊詐欺等防止リレーイベント
- - 実施日:2025年2月19日(水)
- - 実施会場:警視庁本部庁舎
- - 出席者:警視庁特別防犯支援官 松本 利夫氏