新たなスポーツ人材事業が始動
パーソルキャリア株式会社、パーソルイノベーション株式会社、運動通信社の3社が協力し、新しいスポーツ人材事業「SPORTS×HUMAN ENGINE」を立ち上げました。この共同事業は、スポーツと人材分野の交差点を克服することを目指しており、その第一弾として2025年11月20日に「dodaSPORTS Powered by SPORTS BULL」が発表されました。
共同事業の狙い
日本のスポーツ市場は、2021年に約13.7兆円、2030年には15兆円規模に成長することが予測されています。しかし、スポーツ業界における人材育成や採用には未だ多くの課題が残されているのが現状です。
この共同事業は、スポーツの成長を支えるために人材の流動性を高めることを目的としています。人材業務に長けたパーソルキャリアとパーソルイノベーション、そして約1.2億のユニークアクセスを持つスポーツメディア「SPORTS BULL」を運営する運動通信社の協業により、スポーツ業界の人材不足問題を解決する道を探ります。
dodaSPORTS: スポーツ業界に特化したキャリア支援
「dodaSPORTS Powered by SPORTS BULL」は、スポーツビジネスに特化した採用・キャリア支援プラットフォームに進化します。これにより、スポーツ業界の慢性的な人材不足や労働環境の整備不足、他業界からの人材流入の難しさといった課題に立ち向かいます。このプラットフォームは、採用活動を支援し、転職希望者がスポーツ業界でのキャリアを形成できるようにすることを目指しています。
未来への展望
今後は求人事業からスタートし、スポーツウェルネスやBPO事業へと展開していく予定です。これにより、企業の健康経営や人的資本経営を強化し、スポーツ産業のさらなる発展を促します。
代表者からのメッセージ
各社の代表者は、この共同事業への期待を表明しています。パーソルキャリアの瀬野尾社長は、業界を超えた人材の流動を加速し、個々のキャリア選択を支えることを目指すと語ります。また、パーソルイノベーションの大浦社長は、スポーツがもたらす成長機会を最大限に引き出し、自分らしいキャリア構築の手助けをするビジョンを掲げています。運動通信社の若村社長は、スポーツ界のさまざまな課題に向き合い、「人の力」でスポーツ界を革新することを強調しています。
これからの「SPORTS×HUMAN ENGINE」
「SPORTS×HUMAN ENGINE」の立ち上げは、スポーツ業界全体への大きな影響をもたらすことが期待されています。人材とスポーツを結びつけることで、スポーツ産業のさらなる活性化を図り、多くの人々に新たなキャリアの機会を提供する環境の整備が進むことでしょう。この共同事業が成功裏に進展すれば、日本のスポーツ界は確実に変革を遂げ、より多くの人々が豊かなキャリアを築くための土台が整うことになります。