目黒区に設置された超急速EV充電器の新サービス
東京都目黒区にある「目黒区総合庁舎」敷地内に、EMリバー株式会社が提供する超急速電気自動車(EV)充電器が導入され、24時間利用できる課金サービスが開始されました。この充電所は目黒区役所の南口駐車場に位置し、東京23区内の区役所敷地で自由に使える急速充電設備としては初めてのケースです。
充電器の概要
設置された設備は180kW出力の急速充電器で、ユーザーは2つの90kWポートから同時に充電が可能です。また、充電を管理するクラウドシステム「Eneliver Cloud」が導入されており、管理者は遠隔での監視や出力制御、課金管理が可能となっています。これにより、EVドライバーは簡単にQRコードを利用したキャッシュレス決済で充電料金を支払うことができます。
利用料金は66円/kWhの従量課金制で、実質的に100%再生可能エネルギーで供給されているため、環境にも配慮したサービスです。この取り組みは、目黒区が推進する「2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする」という目標にも貢献しています。
目黒区のゼロカーボン施策
目黒区では、クリーンエネルギー車の普及を促進するため、公共のEV充電インフラを充実させる施策を進めてきました。この新しく設置された超急速充電器は、その一環として地域住民や訪問者の利便性を向上させるために開発されました。これにより、EVを利用する人々がより容易に充電できる環境が整備され、今後の普及をより加速することが期待されています。
Eneliverの役割
Eneliverは、EV充電インフラの企業向けソリューションを提供している企業として知られ、多様な施設向けに充電サービスやマネジメントシステムを展開しています。今後も、全国的なEVインフラの拡充、および脱炭素社会への移行に向けた取り組みを進め、より快適で効率的な充電サービスの実現を目指しています。
まとめ
目黒区役所に設置された超急速EV充電器の導入は、エコカーの普及を促し、地域全体の環境意識を高めるための重要なステップです。EVドライバーが気軽に利用できるこの施設が、多くの人々に支持され、さらなるEVの普及に寄与できることを期待しています。