オープンハウスの進化
2025-10-23 12:02:13

急成長するオープンハウスグループ、Akamai Guardicore Segmentationでセキュリティ強化

オープンハウスグループがセキュリティ強化を実現



オープンハウスグループが、Akamaiの「Guardicore Segmentation」(AGS)を導入し、IT環境におけるセキュリティを強化しました。急成長企業である同社は、特に“ラテラルムーブメント”への対策を重視し、従来のセキュリティ体制を見直すことにしました。

オープンハウスグループとは



株式会社オープンハウスグループは、東京都心で戸建てやマンション事業、さらにはアメリカ不動産事業を展開する総合不動産会社です。2013年の上場以降、11期連続で売上を更新し、2023年には売上が1兆円を突破するなど、急成長を遂げています。特に内製化を進めたIT基盤はその成長を支える重要な要素です。

同社が所有するシステムは100以上、アプリケーションは150を超えますが、その増大するネットワーク管理とセキュリティ課題が浮上していました。

セキュリティの重要性



オープンハウスグループは、セキュリティ対策を社会的責任と捉え、投資を行っています。しかし、多様なシステムとアプリケーションが運用されているため、管理が属人化し、膨大なログにより解析に苦慮していました。また、セキュリティ運用やガバナンスについても課題を抱えていました。特に、外部からの侵入後に内部で被害が広がるラテラルムーブメントへの対応が急務でした。

AGS導入の決め手



情報システム部の荒井康生氏は、AGS導入の理由として以下のポイントを挙げました。

1. プロセスの可視化 - エージェントを利用することで、プロセスの詳細な動きを把握でき、他の担当者も情報を容易に把握できます。
2. 古いOSへの対応 - レガシーOSにも対応しており、既存のシステム構成を維持できます。
3. 通信制御の強化 - サーバー間の通信をしっかりと制御し、不要な通信を改善することが可能です。

加えて、AkamaiのCDN及びWAFも利用しているため、その信頼感も導入を後押ししました。

導入後の成果



AGS導入後、情報の可視化が進み、フォレンジック調査も効率的に行えるようになりました。これにより、セキュリティホールの改善が進み、クラウド移行時のサーバー停止検証や他社製品との連携状況の確認にも寄与しています。情報システム部の池田一貴氏は、AGSを「最終防衛ライン」としつつ、業務効率化にも貢献すると述べています。

今後の展望



オープンハウスグループは、今後ゼロトラストの実現に向けて、アウトバウンドの制御やプロセス単位の管理を強化していく方針です。荒井氏は「Akamai Guardicore Segmentationを通じて、外部及び内部からの脅威に立ち向かい、常に先を行くプロアクティブな対策を目指します」と語っています。

Akamaiの社長日隈寛和氏は、「オープンハウスグループへの導入は私たちの誇りです。お客様と共に安全で持続可能な未来を築いていくことが私たちの使命です」とのコメントを寄せています。

まとめ



急成長するオープンハウスグループは、Akamai Guardicore Segmentationを活用し、効率的かつ効果的なセキュリティ強化を実現しました。セキュリティ対策の強化を通じて、さらなる企業成長を見据えた取り組みを今後も続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
住所
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
電話番号
03-6897-9450

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