岡山大学が新たに設立する同窓会コミュニティ「OU-BRIDGE」
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、次世代研究者の育成を目的とした「岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)」の同窓会コミュニティ「OU-BRIDGE」を2024年10月15日に発足させることを発表しました。この新たな取り組みは、大学院生同士の交流を促進し、学際的なイノベーションを生み出すことを目的としています。
OU-BRIDGEの設立に先立ち、2024年9月10日にOU-SPRINGの夏季研究シンポジウムが開催され、参加者はコミュニティ名称を投票で決定しました。選ばれた名称「OU-BRIDGE」は、人々のつながりを象徴し、特に研究者同士の架け橋となることを意図されたものです。
目指すビジョンと活動内容
OU-BRIDGEでは、OU-SPRING生(博士後期課程の大学院生)同士の交流だけでなく、分野を超えた研究やキャリアの発展を目指した活動を計画しています。具体的な取り組みとしては、以下の三つが挙げられます。
1.
現役生の交流:大学や学科の枠組みを超えた研究者同士のつながりを促進し、新たな研究やキャリアの機会を創出します。
2.
外部との連携:学内外の教育機関や企業とのパートナーシップを強化し、博士課程学生が主導するプロジェクトの実施や研究活動を進めます。
3.
持続的な組織運営:卒業生との持続的な連携を確保し、OU-BRIDGEの活動が未来につながるような基盤を築きます。
さらに、OU-BRIDGEは2024年11月2日に本学のホームカミングデイにおいて初のイベント「OU-SPRING博士学生による研究紹介とパネルトーク」を実施予定です。このイベントには高校生やその保護者を対象にした研究の紹介とパネルディスカッションが行われる予定で、多くの方からの参加が期待されています。
期待される効果と地域への貢献
岡山大学は持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを進めており、地域の中核としての役割を果たしています。OU-BRIDGEの発足により、同大学が育成した研究者たちが地域社会や企業と連携し、社会に必要な知識や技術を供給できることが期待されています。この新たなコミュニティが、地域と大学の架け橋としての役割を果たし、未来の研究環境をより良いものにしていくことでしょう。
地域中核・特色ある研究大学の実現に向けた岡山大学とOU-SPRING生のさらなる活躍に今後も注目です!