タリーズとカンリーの業界連携
2023年4月、タリーズコーヒーと株式会社カンリーが、業務デジタル化クラウド「SmartDB」を通じて店舗情報管理の新たな幕開けを示しました。カンリーは、店舗事業者向けの集客や採用支援サービスを展開しており、今回の取り組みは、特に業務の効率化に焦点を当てたものです。
複数チャネルへの情報更新を一元化
近年、企業がさまざまな情報チャネルを通じて顧客と関わる機会が増え、GoogleビジネスプロフィールやSNS、自社のホームページなど、多数のプラットフォームで情報を発信する必要があります。そのため、従来の方法では、各チャネルへの情報更新作業が個別に行われ、作業の負担や情報のばらつきが大きな課題となっていました。
そこでタリーズコーヒーは、SmartDBを活用し設けられた「カンリーカスタムCSV」を通じて、複数のチャネルにわたる店舗情報の更新を一括で行える仕組みを構築。この連携により、業務の効率化だけでなく、情報の精度向上と運営の標準化も同時に実現しています。
期待される効果
この連携から考えられる効果は多岐にわたります。まず第一に、店舗情報の更新作業が一元化されることで、作業時間が大幅に削減されることが期待されています。また、標準化された情報管理により、人的ミスが減り、更新漏れや表記のゆれといった問題も防げるでしょう。さらに、急なキャンペーンや営業時間の変更にも迅速に対応できる点は、店舗運営にとっての大きな強みとなります。
タリーズコーヒーの公式コメント
この連携に関して、タリーズコーヒーのマーケティング本部に所属する山本 洵氏は、「情報チャネルごとに異なる更新作業が必要だった従来の運用では、煩雑さや更新ミスがありましたが、カンリーとの協力によって、業務効率が格段に向上することが期待されます」とコメントしています。
SmartDBの機能と特徴
SmartDBは、デジタル化された業務をサポートするクラウドサービスです。このプラットフォームは、業務に必要な様々な機能をノーコードで提供し、ワークフロー管理やデータベースとの連携を通じて、企業に柔軟な情報管理を可能にしています。大手企業でも導入が進んでおり、その実績からも信頼性の高いサービスであることが伺えます。
カンリーの店舗集客サービス
カンリーが提供する店舗集客サービスは、複数の情報チャネルの一括管理を実現するためのクラウド基盤として機能します。これにより、店舗経営者は運用コストの削減や業務の標準化を図ることが可能です。また、データ分析に基づいた改善提案や伴走支援により、マーケティング活動を総合的にサポートします。
今後もカンリーは、「店舗経営を支える、世界的なインフラを創る」というミッションのもと、さらなる基幹システムや外部サービスとの連携拡大を目指しており、店舗運営者が顧客への価値提供に専念できる環境作りを支援していく考えです。
サービスに関する詳細は、公式ウェブサイトにて確認できます。