カマンベールチーズで認知機能を高める可能性と梅沢富美男の健康生活

カマンベールチーズで認知機能を高める可能性

2024年10月15日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、株式会社明治が開催した研究成果のメディア発表会では、カマンベールチーズの摂取と認知機能の維持についての新たなエビデンスが発表されました。参加されたのは、国立長寿医療研究センターの鈴木隆雄先生と韓国・The Well Research Centerの金憲経先生、そしてゲストタレントの梅沢富美男さんです。

健康寿命の延伸と認知機能の重要性

鈴木先生によると、寿命が延びる現代において、健康寿命の延伸が重要な課題として認識されています。加齢や生活習慣の影響によって、記憶や注意力などの認知機能が低下することが知られており、運動や睡眠の質、食事に気を配ることがその予防につながると説明されました。中でもバランスの良い食事が重要であり、食品の多様性があることが認知機能の維持に寄与するとされています。

カマンベールチーズと認知機能の関連

一方、金先生は、特にカマンベールチーズに着目した研究について紹介しました。先行研究では、牛乳や乳製品の摂取が認知症リスクの低下と関連付けられていることが分かっています。しかし、特定の食品—この場合カマンベールチーズ—による影響に関する研究は未だ少ないのが現状でした。明治、桜美林大学、東京都健康長寿医療センターの共同研究により、カマンベールチーズが認知機能の維持に寄与する可能性が示され、今後のさらなる研究が期待されています。

73歳の梅沢富美男の健康への取り組み

特に印象的なのは、73歳の梅沢富美男さんがこの研究成果を受けて、自身の日常生活にカマンベールチーズを取り入れている様子です。発表会では、梅沢さんが普段どのように健康を維持しているか、また認知機能の状態についてのリアルなトークセッションが行われました。彼は舞台活動が多く、脳を使う仕事をしていることから、認知機能の重要性を感じているようです。実際には、認知機能テストを受けた結果も良好で、充実した生活を送っている様子が伺えました。

食生活の見直しとカマンベールの魅力

梅沢さんは、カマンベールチーズを朝食に取り入れたレシピを紹介し、その美味しさと食べ方の工夫をお話ししました。カマンベールチーズは和食にも好相性で、「カマンベール味噌汁」などの新しい食べ方を提案し、料理が健康に寄与する重要さを強調しました。さらに、鈴木先生からはカマンベールチーズに含まれる成分・オレイン酸アミドが、脳に良い影響を与える可能性についても紹介されました。