ニトエル、日産元CEO西川氏が顧問に就任！調達DX推進に期待

ニトエルが新たな一歩を踏み出す

日本の製造業界において、調達デジタルトランスフォーメーション（DX）が求められるなか、進化するSaaS企業、ニトエルが新たな顧問として日産自動車の元代表取締役社長兼CEOである西川廣人氏を迎えることとなりました。この意味するところは、製造業の調達をより強化し、未来の競争力を高めるための重要なステップです。

顧問就任の背景

ニトエルは製造業の調達領域に特化したSaaSプロダクトを提供し、業務の効率化やソーシング活動の高度化を実現する企業です。今回、西川氏が顧問に就任したのは、彼が持つ豊富な経験と知識が、同社のビジョンに共鳴したことによります。

西川氏は、日産自動車内での調達改革に長年従事し、製造業に於ける経営と調達のプロフェッショナルとしての地位を確立してきました。彼の豊富なバックグラウンドと戦略的な思考力が、ニトエルの成長を加速させることが期待されています。

西川廣人氏のプロフィール

西川氏は1953年に生まれ、東京大学経済学部を1977年に卒業後、日産自動車に入社しました。その後、彼は米国への留学、さらには米国や欧州での駐在を経て、日産自動車内で様々な役職を歴任し、特に取締役副社長として欧州及び北米事業を統括しました。2005年には日産の代表取締役社長に就任し、業界全体に多大な影響を与える役割を果たしました。

西川氏の期待とニトエルのビジョン

西川氏はニトエルに対し、「調達システムを中心に競争力の強化に挑む姿勢は、他には見られない」と称賛し、製造業界のパートナーとしての役割を強く期待しています。彼は、従来の系列固定化されたサプライチェーンの概念を打破し、より柔軟でオープンな取引関係を構築することが重要だと述べました。

これにより、埋もれた優れた技術を持つ企業の発掘や再生につながると考えています。このような取組みは、現在の市場環境において非常に価値のある挑戦と言えるでしょう。

ニトエルの業務内容

ニトエル株式会社は、製造業の調達領域、特に直接材のソーシングに特化したデジタル化を推進する、業界で重要な役割を果たしている企業です。製造業では、直接材の調達コストが売上高の60%〜70%を占めるため、その最適化は経営にとって重要な課題となっています。

ニトエルの提供するSaaS「nitoel」は、業務の効率化に加え、購入プロセスの工夫やソーシングの進化を支援し、製造業をトータルでサポートします。新たな顧問の就任は、ニトエルが「買うを通じて製造業を強くする」というビジョンを実現するための大きな一助となるでしょう。