新技術選定!ダウンサイジング対応型脱水機の優れた特長を探る
新技術選定!ダウンサイジング対応型脱水機の優れた特長を探る
水ingエンジニアリング株式会社(社長:須山晃延)および水ing株式会社(社長:安田真規)が共同研究開発した「ダウンサイジング対応型同軸差動式スクリュープレス脱水機」が、3月28日に日本下水道事業団(JS)の新技術Ⅰ類に選ばれました。この新技術の導入により、下水道業界の効率化が期待されています。
新技術Ⅰ類に選定された背景
JSは、優れた新技術を積極的に導入することで「技術の善循環」を促進しています。新技術の導入制度は2011年度から運用され、多くの革新的な技術が採用されてきました。このたび選定された脱水機は、技術革新の一例となります。
ダウンサイジング対応型脱水機の特長
この機器は、従来の技術と比較して、混合生汚泥で1.5倍、消化汚泥で2倍以上の処理速度を達成しつつ、脱水性能を維持します。これにより、機器のダウンサイジングが可能となり、設置スペースの制約を受ける場面でも有効です。
導入効果
1. ライフサイクルコストの低減
処理速度の向上により、機器のサイズ縮小や設置台数の削減が実現。これにより、運転時間も短縮され、コスト削減につながります。
- 導入推奨条件:
- 設置面積に制限がある場合
- 設置台数を削減したい場合
2. 運転・監視業務の省力化
利用者のニーズに応じた運転モードに適した条件を自動で提案したり、ガイダンスを提供できるため、運用の効率が飛躍的に向上します。
- 導入推奨条件:
- 経験に依存せずに最適な運転条件を把握したい場合
- 過去のデータを活用し、運転コストの最適化を図りたい場合
AI運転支援機能の活用
この新型脱水機は、AIによる運転支援機能を搭載しています。これにより、利用者の状況に応じた運転サポートが可能となり、よりスマートな運用が期待できます。過去の運転データを分析し、最適な運転条件を自動で推奨することで、熟練者の技術を再現しつつ、運転コストの最適化を図ることができるのです。
未来への貢献
水ingグループは、地域の水インフラを持続的に支えるため、革新的な技術とサービスを提供し続けていきます。この新技術の導入により、ますます厳しくなる環境問題への対応力を高め、社会に貢献する姿勢を示すことでしょう。企業の取り組みと進化に今後も注目が集まります。
参考として、日本下水道事業団のWEBサイトにて3月31日発表された資料も確認してください。
会社情報
- 会社名
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水ing株式会社
- 住所
- 東京都港区東新橋1-9-2汐留住友ビル27階
- 電話番号
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