障害者週間に彩られるSOCIAL SQUAREの10年の歩み
2023年12月3日から12月9日は障害者週間。この重要な時期に、福島県いわき市のNPO法人ソーシャルデザインワークスが運営する「SOCIAL SQUARE」が特筆すべき成果を挙げました。というのも、2014年の設立以来、同所の就労移行支援サービスにより、累計100名の障害者が就職を果たしたのです。
10年で築いた信頼と実績
SOCIAL SQUAREは、いわき市内に位置する自立訓練・就労移行支援の事業所です。内郷店と上荒川店の2つの拠点を持ち、障害者が地域社会で豊かに生きることを支援する多機能な場として活動しています。なくてはならない地域貢献の一環として、10年間で100名という数字は、その存在意義を再認識させるものとなりました。利用者の皆さんが社会に参加する意義や、個々の能力を最大限に活かすための環境を整え続けています。
就労移行支援の具体的な取り組み
就労移行支援とは、一般企業や就労継続支援事業所への就職を目指すためのサポートサービスです。SOCIAL SQUAREでは、自己分析、コミュニケーションスキルの向上、ビジネスマナーを学ぶ様々なカリキュラムが用意されており、支援員と相談しながら各自のペースで活動できます。
実際の就職後も、定期的な面談や企業訪問を通じて、利用者が安心して働き続けられる環境を提供しています。これにより、自信を持って職場へ戻り、職場でのミスマッチを予防するための礎を築いています。
地域とのつながりを大切に
SOCIAL SQUAREでは「地域社会とのつながりを重視したまちづくり」をテーゼに掲げ、地域での「ごちゃまぜ」なイベントを実施しています。これにより、利用者が地域の人々と交流する機会が増え、障害の有無を問わず多くの方々が参加できる場所を提供しています。清掃活動などを通じて、地域との連携を強化し、障害者の生活向上につながる活動を行っています。
上荒川店の充実したサポート
上荒川店でも、利用者一人ひとりの「好き」を「得意」に変えるためのプログラムを展開。個々の特性に応じた支援を行うことで、自己肯定感を高め、より自分らしい働き方を模索できる環境を整えています。
このように、SOCIAL SQUAREはただの支援にとどまらず、多様な生き方や働き方を尊重し、地域社会全体を巻き込んだ支援の輪を拡げています。20年後の未来には、ここでの経験が利用者たちにとっての大きな武器となり、さらなる社会参加へとつながることを目指しています。
未来への希望と展望
この節目である100名という成果に満足することなく、SOCIAL SQUAREは今後も障害者の社会的活動を支援し、「挑戦し続けること」を背中を押し続ける存在であり続けるでしょう。ここで生まれた成功事例が他の地域にも波及し、多くの人々が希望を持てる社会へと導くきっかけになることを期待しています。
これからも、障害者が自分の力で社会に貢献し、充実した生活を送れるよう、あらゆるサービスを展開し続けるSOCIAL SQUAREの未来に注目です。