トイメディカルが九州ニュービジネス大賞で栄誉を受賞！塩分問題解決に向けた取り組みが評価される

トイメディカルが名誉ある賞を受賞

トイメディカル株式会社が、2025年6月11日（水）に開催された『第22回九州ニュービジネス大賞』表彰式で、優秀賞および日本弁理士会九州会会長賞を受賞しました。この受賞は、同社が革新的なアプローチで塩分の過剰摂取問題に立ち向かっていることを評価された結果です。

九州ニュービジネス大賞とは

この賞は、一般社団法人九州ニュービジネス協議会が主催し、九州における起業家精神や新たなビジネス創出を促進するための権威ある表彰制度です。受賞企業は、成長性や社会貢献性に優れた革新的な技術やサービスを提供していることが求められます。

塩分オフセット技術の新機軸

トイメディカルが評価されたのは、その塩分オフセット技術による食品開発事業です。日本人の平均的なナトリウム摂取量は、男性で10.9g、女性で9.3gと、WHOが望む目標値の約2倍に達しています。これが高血圧や心血管疾患のリスクを高める問題となっていますが、トイメディカルの技術は、食事の味を変えることなく塩分摂取を実質的に減少させることができる画期的なものです。

この技術は、海藻由来の食物繊維であるアルギン酸を利用して、食事中の塩分を胃で吸着し、体内への吸収を防ぐ仕組みに基づいています。これによって、食文化を尊重しつつ健康を促進する手法が実現されています。

商品の開発と未来への展望

トイメディカルの代表竹下英徳氏は、友人の健康問題をきっかけにこのビジョンを抱くようになりました。大学との共同研究を経て、2018年にはサプリメント『デルソル』を発売し、その後も調味料や食品への応用を進めています。2024年には新しい減塩調味料『零（ゼロ）シリーズ』を市販し、2025年春には『気にせんべい』という新商品も登場予定です。

現在も多くの食品メーカーと連携しており、アルギン酸を活用した新たな商品開発が行われています。

受賞に寄せる思い

竹下社長は、今回の受賞について「歴史ある九州ニュービジネス大賞で名誉ある二つの賞をいただけたことを心より感謝申し上げます。この受賞を機に、我々の塩分オフセット技術がより多くの人々に届き、健康な食生活に寄与できることを望んでいます。」と語っています。こうした技術が今後どのような形で私たちの食卓に影響を与えるのか、期待が高まります。