KELLY'S JELLYが米国市場での成長を加速する事業譲受を発表
KELLY'S JELLY, INC.が展開するペッパーゼリーやフルーツスプレッドなどの商品が、今後米国市場での流通を拡大します。これは、株式会社サンクゼールの連結子会社であるSt.Cousair, Inc.(SCI)が、KELLY'S JELLYの加工食品販売事業を譲り受ける契約を結んだからです。契約は、2025年4月10日に正式に締結される予定で、譲受日は4月22日を予定しています。
この事業譲受の背景には、サンクゼールが米国市場における事業拡大を目指しているという戦略があります。特に、急成長する加工食品市場をターゲットにし、グローバルな販売戦略を強化する方針です。米国オレゴン州に位置するSCIは、販売機能だけでなく、自社の製造工場や商品開発機能も備えており、最近では設備投資を通じた生産性の向上にも力を入れています。そのため、事業規模は年々拡大を続けています。
SCIでは、自社ブランド「Kuze Fuku & Sons」名義で米国のスーパーで販売される製品や、日本から輸入した商品が取り扱われています。さらに、SCIは2023年6月にオーガニックケチャップで知られるPortlandia Foods, Inc.の事業を譲り受け、また2024年10月にはチーズとのペアリングが特徴のフルーツジャムを展開するBonnie's Enterprises, LLCの事業も手に入れる予定です。これにより、ブランドポートフォリオの強化を図っています。
KELLY'S JELLYの一環として譲受される事業は、米国北西部を中心に展開されており、特にペッパーゼリーやフルーツスプレッドなどの製品が人気です。地元の厳選された原材料を使用し、高品質かつ安心安全な商品を提供することにこだわっています。その結果、「GOOD FOOD awards」など数々の受賞歴があり、各種品評会でも高い評価を得ています。
KELLY'S JELLYの創業者であるKelly CalabriaとAdam Calabriaの二人は、 everydayの食生活に美味しさと喜びをもたらすことを使命としており、新しいフレーバーを常に探求しています。この事業譲受により、KELLY'S JELLYとSCIの開発力が協力し合うことで、より魅力的で付加価値のある商品開発が進むと期待されています。
さらに、この譲受はKELLY'S JELLYの販路拡大のみならず、既存のブランドとのクロスセリングによる販売力の強化も見込まれているため、SCIの生産能力と販売力の向上にもつながります。このシナジーは、企業全体の価値向上に寄与するでしょう。
サンクゼールは「愛と喜びのある食卓をいつまでも」という理念のもと、KELLY'S JELLYの事業を通じてより多くの家庭に美味しさと喜びを提供し続ける決意を示しています。この取り組みにより、今後の米国市場での展開がますます楽しみです。私たちは、KELLY'S JELLYとSauna-Pの共同の成長を支え、いかに米国での愛されるブランドとしての地位を確立するのか、目が離せない状況です。