与論町とロケトクの協定
2025-10-30 08:47:48

鹿児島県与論町とロケトクが新たなふるさと納税推進の協定を締結

鹿児島県最南端に位置する与論町は、見事な自然環境と文化を有する地域です。ここでは最近、現地決済型ふるさと納税の新たな仕組みを導入するべく、株式会社ロケトクとの連携協定を結びました。2025年10月17日に締結されたこの協定は、与論町が観光地としての魅力を最大限に活かすための重要なステップとなります。

この連携の中心となるのが、『ロケふる』というアプリです。このアプリを利用することで、与論に訪れる観光客は、食事や体験などに対してふるさと納税の形で寄付を行い、その場で返礼品を受け取ることができる新しいサービスが実現します。2026年の1月から本格的に運用が始まり、寄付を通じて得られた収益が地域経済に循環し、観光の質が向上することが期待されています。

具体的には、『ロケふる』を使ってQRコードによる決済がなされ、その瞬間に返礼品を即座に受け取ることができます。この仕組みにより、観光客はふるさと納税を通じて地域の美味しい食べ物や魅力的な体験を楽しむことができるため、今までにない観光体験を提供します。

与論町の田畑克夫町長は、「この取り組みによって、地域の自然や文化を体感できる素晴らしい機会を提供できる」と述べています。また、ロケトクの代表取締役簗田真樹は、「与論町との協力を通じて、訪れた方々が地域を応援できるシステムを創出したい。私たちは、この新しい寄付の形をタッグを組んで実現していく」と意気込んでいます。

この現地決済型ふるさと納税モデルは、単なる寄付行為を超えて、観光客と地域の事業者との新しい関係を築くものです。与論町の観光業は、年間で多くの旅行者を惹きつけていますが、このモデルを通じて、寄付の一部が地域の事業者の収益となるため、観光業のさらなる発展が期待されます。また、観光に訪れる方々が単なる観光客でなく、地域を支える応援者となることも目指しています。

さらに、この仕組みは地域経済の循環を生み出す力を持っています。観光や体験を通じた寄付が地方経済の活性化に寄与し、与論町の小規模事業者にも参加の機会を提供します。このように、与論町は観光、文化、そして地域経済を寄付で繋ぐ新たなモデルとして、他の自治体にも影響を与える可能性を持っています。

与論町は「持続可能な観光」の概念を重視しており、この新たな取り組みはその実現に向けた重要な一歩です。観光で得た収益は、地域の文化や環境保全活動にも役立てられる予定であり、税収の増加を通じて地域全体の発展につながることが期待されています。これからの与論町の取り組みが、他の離島や地域におけるふるさと納税モデルの確立にもつながる事例となるでしょう。

今後も与論町とロケトクが、観光と地域振興を融合した新しい試みを進め、地域経済が持続可能な発展を遂げていくことに期待が寄せられています。この協定をきっかけに、与論町の魅力が更に広がっていくことを楽しみにしています。


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会社情報

会社名
株式会社ロケトク
住所
東京都渋谷区桜丘町3-2渋谷サクラステージSAKURAタワー1202
電話番号

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