生成AIと東四小
2025-06-17 15:59:55

生成AIで理想の学校を創る!東四つ木小学校の新たな試み

東四つ木小学校での生成AIワークショップ



2023年6月12日、東京都内の東四つ木小学校の体育館にて、生成AIを利用したユニークなワークショップが開催されました。このイベントは新校舎の設計に生徒たちの意見を反映させることを目的としています。特に、学校のオープンスペースを理想的な居場所にするために、6年生の生徒たちが12班に分かれ、各々のイメージをもとにしたデザインを考えました。

ワークショップの形式は、子どもたちの考えたキーワードを生成AIに入力し、その結果を基にパース画像を生成するというものでした。生徒たちは出来上がった画像を検討しながら、好きな点や変更したい点について議論し、最終的なデザインに向けて意見を集約していきました。完成した案からは投票を行い、人気作品を決定しました。こうした手法を取り入れることで、子どもたちの「理想の空間」が具体的に設計に取り入れられる可能性が高まります。

生成AIの活用とその効果



今回のワークショップを通じて、設計事務所が目指したのは「子どもたち自身の声を聞く」ことでした。彼らが学校に求めるものを理解するため、参加者の意見を直接取り入れる形で進められました。設計事務所のコメントによれば、かつてのワークショップでは、生徒たちが選択肢から色や形を選ぶといった単純な作業が多かったといいます。しかし、生成AIを利用することで、生徒たちのアイデアを元にしたデザインが実現可能となり、より参加型のプロセスが実現しました。

生徒たちもこの取り組みを楽しんだようで、意見をなぞる形ではなく、自分たちのアイデアを形にできたことに喜びを感じていました。ある生徒は「自分たちが考えたことが生成AIによって再現されるのがとても楽しかった」と語り、また別の生徒は「想像もしていなかったデザインができたことが嬉しい」といったコメントを残しました。こうして子どもたちの視点や感性が、学校づくりに寄与する姿はとても印象的でした。

東四つ木小学校の未来



東四つ木小学校は令和7年4月1日に旧木根川小学校と旧渋江小学校が統合され、新たなスタートを迎えました。開校式には『キャプテン翼』の原作者、高橋陽一氏がデザインした校章が発表され、名曲を多数生み出しているさだまさし氏による校歌も紹介されました。新たな校舎は旧木根川小学校の跡地に建設中で、令和11年10月の完成を予定しています。この新校舎は、東四つ木小学校と中川中学校の一体型の施設となる予定です。

また、校章や校歌は現在のものが引き継がれるため、新たなスタートでありながらも伝統を受け継ぐ形に。ワークショップでの生成AIを用いた体験を通して、子どもたちの声がより一層形にされ、未来の学校作りに貢献されることが期待されています。今回のワークショップはその良い例となり、子どもたちのアイデアを形にする新たな試みが続くことを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
葛飾区
住所
東京都葛飾区立石5-13-1
電話番号
03-3695-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。