COP30アグリゾーン現地参加レポート
2025年11月10日より、ブラジルのベレンで開催されたCOP30において、日本の農家が主導する「エコフレンドリー・ファーマー宣言」が発表されました。この取り組みは、日本の株式会社Freewillが唯一協賛し、現地での参加を果たしたものです。
参加の背景
この国際的な宣言は、農業を環境に負荷を与えるものではなく、地球を再生する力を持つ存在として位置づけ直そうとするものです。日本は古くから「自然と人のハーモニー」を重んじてきました。農業は自然と共にあるものであり、これは現在の農業観を変える試みとも言えるでしょう。
Freewillは、「Sustainable Eco Society」の理念のもと、人と自然が共生する豊かな社会を目指しています。この理念は、COP30で提唱されているテーマと深く通じるものであり、テクノロジーによって自然との調和を再構築する姿勢が求められています。
AgriZoneの会場レポート
COP30では新たに設けられたAgriZoneが注目を集め、ここでは農業の持つ再生力が強調されました。ブラジル国立農業研究機関EMBRAPAの敷地内には、循環型農業製品やアグロフォレストリーに基づく製品が並ぶ展示がありました。これらは、農業の未来への新たな視点を提供する場となっていました。
特にFreewillが協賛したセッションでは、歌手で農家のYAE氏によるパフォーマンスが行われ、参加者たちの共感を呼ぶ温かな時間となりました。この「エコフレンドリー・ファーマー宣言」は、YouTubeでライブ配信も行われ、現地に来られない人々にも、そのメッセージが広がりました。
セッション後には、多くの参加者が挨拶や意見交換を求めて集まるなど、大きな反響を得ました。未来への希望を感じさせる活気ある空間がAgriZoneには存在し、その温もりを多くの人と共有したいと思わせる場となりました。
Freewillの役割と今後の展望
FreewillはICTを通じて農業と社会をつなぐネットワークの構築に寄与し、日本のアミニズム精神が国際的に共感を得るという貴重な手応えを感じました。これらの知見は、日本国内でも共有され、新たな共創の拠点となるのが、東京・青山に位置するTelling Cafe & Galleryです。ここでは、COP30で得た経験を基に、地域とICT、農業を結ぶイベントが展開されます。
その第一歩となる報告会「Telling Forum」が、2025年12月19日に開催されます。この会では、COP30での議論や実践者の視点を国内に広め、再生型農業、環境、ICTが交差する新しい対話の場を創ることを目指します。
Freewillについて
株式会社Freewillは、行動の変革を促し、持続可能な社会を実現することを目指すICT企業です。環境や文化、教育に関連する課題に取り組む中で、人と地球が共に繁栄する社会「Sustainable Eco Society」の実現を進めています。自社プロジェクトを通じて、テクノロジーを人と社会を繋ぐものとして位置づけ、未来を切り開こうとしています。
詳細については、公式サイトや関連リンクを参照し、今後の展開にぜひ注目してください。