「TVBridge Ads」が500アカウントを超えた背景
SMN株式会社が提供する広告配信サービス「Connected TV Data Bridge Ads」(以下「TVBridge Ads」)が、このたび累計500アカウントを突破しました。この成果は、広告主や代理店の皆様への感謝の印であり、業界における大きな進展を示すものです。以下では、様々なデータと背景について詳しく解説します。
国内最大級のテレビ視聴データを活用した「TVBridge」
「TVBridge」は、日本国内の大手テレビメーカー4社の視聴データと、SMNが保有するデジタルメディア接触データを統合した広告配信サービスです。このサービスは、コネクテッドテレビから取得した視聴データを活用することで、効率的かつ効果的に広告を配信する能力を持っています。視聴データは個人を特定できない形で利用され、全てのデータは広告キャンペーンにおいて有効に機能します。
サービスの詳細は、
こちらをご覧ください。
広告アカウント数増加の理由
「TVBridge Ads」のアカウント数が増加した背景には、コネクテッドテレビの普及があります。
現在、国内に存在するコネクテッドテレビの台数は約1200万台と、リリース時に比べ約3倍に増加しました。これは、広告配信ボリュームの大幅な拡大につながり、より多くのターゲットにリーチできるようになっています。
さらに、OTT(オーバー・ザ・トップ)メディアの広告出稿ニーズも急増しており、これに伴い「TVBridge Ads」を利用したOTTメディア配信の売上も着実に増加しています。特に2024年Q1における売上実績は、昨年度と比較して170~180%の成長率が見込まれています。
新たな広告配信手法
特に注目すべきは、コネクテッドテレビへの広告配信の需要が高まっている点です。テレビ視聴データを基にした配信プランニングが可能となり、テレビCMとデジタル広告を組み合わせた新たな広告手法が実現しました。また、2023年7月には「CM視聴追っかけターゲティング」が導入され、利用率は1割から約3割へと増加。これにより、テレビCM放送後に迅速にデジタル広告を配信することが可能となり、テレビとデジタルの統合マーケティングがより効率的に実行できるようになりました。
詳細は
こちらにてご確認ください。
今後の展望
今後、「TVBridge Ads」はさらに進化する計画です。2024年5月からは共通IDソリューションも導入され、より広範囲に広告配信を行えるようになります。これにより、Safariブラウザの利用者もターゲティングの対象に含まれることが可能となります。また、レポート機能の強化も検討されており、広告主のニーズに応じたサービスを展開していく予定です。
SMN株式会社は、テレビとデジタルメディアを融合したマーケティング施策を通じて、企業や広告主のプロモーション課題を解決し、高い広告効果を向上させることに貢献していきます。
このように「TVBridge Ads」は、将来的にさらに多様なニーズに応えながら、広告市場における重要なプレーヤーとなることでしょう。私たちの広告業界は、今後も目が離せない進展を続けていくに違いありません。