フォーカスシステムズとテックマヒンドラが業務提携を締結
最近、株式会社フォーカスシステムズとテックマヒンドラ・リミテッドは、ITサービスに関する基本合意書を締結することを発表しました。この業務提携により、両社は半導体組込みやデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションの分野で協力し、日印市場の顧客への付加価値を高めていくことを目指します。
提携の背景
フォーカスシステムズ(東京都品川区、森啓一社長)は、長い歴史をもつシステム開発会社で、特に日本市場におけるソフトウェア開発やプロジェクトマネジメントにおいて優れた実績があります。彼らは、自動車やスマートフォン向けの組込みシステムでも知られており、新たな市場への進出が今後の成長を左右する要因となると考えています。
一方、テックマヒンドラ(インド共和国)は、世界中に展開するITおよびエンジニアリングサービスの大手企業で、日本市場においても需要が高まりつつあるデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応した体制強化が求められていました。両社はこのタイミングを捉え、業務提携を進めることに合意しました。
提携によるシナジー効果
この提携によって、両社には以下のようなシナジー効果が期待されます。
- - ビジネス機会の創出:両社の強みを活かし、新たなビジネスを開発し、収益を分配していく方針です。
- - テックマヒンドラの強み:日本市場に向けたITサービスの開拓を進め、必要な日本語対応リソースを充足させること。
- - フォーカスシステムズの強み:日本の半導体組込み市場にアクセスし、インド市場との接点を強化します。また、DXプロジェクトや海外展開の共同開発も視野に入れています。
フォーカスシステムズの概要
フォーカスシステムズは1977年設立以来、公共、自動車、通信などの分野でITシステムの開発や運用に携わってきました。最近ではIoTやAI、クラウド関連技術にも積極的に取り組んでおり、キャッチフレーズ「テクノロジーに、ハートを込めて。」が示す通り、人と技術を結びつけることに情熱を注いでいます。公式サイト:
フォーカスシステムズ
テックマヒンドラの概要
テックマヒンドラはマヒンドラグループの重要な企業で、年間売上高はおよそ210億ドル、20万人以上の従業員を持ち、世界中に展開しています。特に、情報技術業界での競争力が高く、顧客中心のITソリューションを提供することを使命としています。公式サイト:
テックマヒンドラ
まとめ
この業務提携によって、フォーカスシステムズとテックマヒンドラはそれぞれの専門性を活かしながら、日本およびインド市場での成長を図ることが期待されています。両社がどのように新たな付加価値を生み出し、顧客に貢献していくのか、注目が集まります。