防災の誓い
2024-10-02 06:25:26

高槻市、100年前の水害を振り返り防災の誓いを新たに

高槻市が100年前の大水害を振り返る



100年前の大正6年10月1日、台風による大雨が淀川を襲い、衝撃的な水害が発生しました。この災害では、大塚地区の堤防が約200メートルにわたり決壊し、15,358戸が被災。被害人口は約65,000人にものぼり、地域に大きな影響を与えました。このような歴史を持つ大塚町では、毎年、その教訓を忘れないために防災活動が行われています。

去年の平成29年には、「淀川サミット」というイベントが開催され、これを契機に伝承式が始まりました。最近、この記念式典には、濱田市長をはじめとする地域の職員や淀川河川事務所の関係者が集まり、洪水記念碑の前で重要な誓いを新たにしました。

参加者は記念碑前に集合し、濱田市長は「今後も流域全体で水害を軽減させる『流域治水』を推進し、災害に強い強靭なまちづくりに取り組んでいきます」と力強く挨拶しました。市長が述べたように、追って歴史を振り返ることが災害への備えとなることを再確認する場となりました。

記念碑には、「淀川水流千古變災來自有時世人能思天意居安必勿忘危」と刻まれています。この言葉の意味を噛みしめながら、全員でその要約文を読み上げることで、地域の歴史と文化への敬意を示しました。

続いて、参加者による誓いの言葉が宣言されました。市職員代表が「『大塚切れ』を決して忘れることなく、心に刻み込み、先人たちの努力に感謝します。未来につながるこの教訓を後世に伝え、市民の安全・安心を守り続けることを誓います」と述べ、この場をもって水害から市民を守る決意を新たにしました。

このように、高槻市では、過去の教訓を生かした防災意識の向上を目指し、地域のつながりを大切にしながら、未来へ繋げていく取り組みが進められています。防災の重要性を再認識し、次世代にその価値を伝えることで、安全で安心な町づくりを推進していく姿勢が伺えます。

地域の皆さんも、このような防災活動に関心を持ち、一緒に参加していくことが大切です。歴史を学び未来を守るために、今後も高槻市は様々な取り組みを続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
高槻市
住所
大阪府高槻市桃園町2番1号
電話番号
072-674-7111

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