武蔵野大学とフリーが提携し、次世代起業家育成を加速

2023年、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部（通称EMC）が、フリー株式会社と共同で新たな協定を締結しました。この協定の内容は、アントレプレナーシップ教育における相互の連携であり、起業を志す学生をサポートすることを目的としています。具体的には、2025年3月24日から2026年3月31日までの期間中、双方で教育プログラムやノウハウの共有を行うことが約束されています。

アントレプレナーシップの未来を切り拓く

日本国内で唯一のアントレプレナーシップ学部として、EMCは2021年4月に設立されました。起業家精神を持つ人材を育成することを目指し、さまざまな才能を実現する環境を整えています。今回の協定によって、学生たちが起業に踏み出す際の不安を軽減し、起業が希望する全ての人々にとって現実味を帯びる社会を実現することが期待されています。アントレプレナーシップ教育とは、高い志をもって新たな価値を創造し、失敗を恐れない心を養うことを指します。このような教育を通じて、次世代のビジネスリーダーたちが育成されていくのです。

フリー株式会社との協力の背景

フリー株式会社は、スモールビジネスを支援する様々なサービスを提供しています。具体的には会計、税務、人事労務などスモールビジネスに特化した経営支援を行っており、起業を希望する人々に向けた情報誌「起業時代」を創刊した実績も持っています。これにより、起業のプロセスを誰にでも身近に感じられるようにし、社会全体の起業意識の向上に貢献しています。また、EMCの学生がフリーの提供する授業にメンターとして参加することにより、相互に学び合う場を設けています。

具体的な提携内容

協定の具体的な内容としては、EMCの授業において起業に関するノウハウを学ぶ機会を提供することや、実務的なアドバイスを行うことが掲げられています。また、フリーの全国での起業家教育プログラムにEMCの学生を派遣し、彼らの実践的な経験を積む機会を拡大します。さらに、アントレプレナーシップ学部と武蔵野大学のウェルビーイング学部、およびフリーが共同で実施する調査により、起業と幸福度に関するデータの収集・公表を予定しています。

今後の展望

この協定を受けて、より多くの学生が起業に向けた第一歩を踏み出せるよう、さまざまな取り組みが強化される予定です。EMCでは、学生ひとりひとりが自身の挑戦を通じて社会に新しい価値を提供できるように手厚い支援を続け、フリーとの協力を通じて大きな成果を上げていくことでしょう。これからの教育システムが、どのように起業家精神を具現化していくのか、今後の展開に注目です。

協定締結の背景と意義

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長の伊藤羊一氏は、今回の協定に対して高い評価を述べました。彼曰く、「学生が挑戦するために必要な知識や手続きについて学んでいくことは、起業を現実のものとするために非常に重要です」とのこと。フリー株式会社の起業時代編集長、磯貝美紀氏も、協力をもって日本のアントレプレナーシップ教育が進むことに期待を寄せています。