京都の新たな魅力を発見する
京都に新たな魅力をもたらす一冊が、株式会社KADOKAWAから2026年2月10日(火)に発刊されます。その名も『凹凸を楽しむ 京都「高低差」地形散歩』。著者は新之介氏。彼は人気番組「ブラタモリ」の案内人としても知られ、関西の地形に精通したフィールドワークの達人です。
「へり」の魅力を解き明かす
本書では、京都の地図に世界遺産の位置を示すと、それらが多く山麓の“へり”に集まっていることがわかります。この現象に迫りながら、地形や地質、そして平安京の時代から続くさまざまな土壌の物語を掘り下げることで、複雑な京都の歴史をわかりやすく解読しています。
京都の地形の変化を理解することで、その豊かな歴史をも楽しむことができるのです。著者の新之介は、7年の歳月をかけてこの本を構想し、自らの足で歩いて取材した成果をまとめています。
四季の美しさが満載
本書には、著者自らが撮影した美しい京都の四季を表現した写真がたくさん収録されています。春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬の静けさと、変わりゆく京都の姿を嬉々として追いかけた結果が、読み手に豊かな体験を提供します。これにより、歴史ファンはもちろん、地図好きや旅好き、京都を何度も訪れる人たちまで、広く楽しむことができる内容に仕上がっています。
表現された地形の魅力
特筆すべきは、本書で使われている地図です。地形を立体的に表現した陰影段彩図が採用されており、色分けによって土地の起伏を一目で捉えられる仕組みになっています。これにより、地形の理解がより身近になり、歴史への興味も深まることでしょう。
新しい観光の提案
オーバーツーリズムが問題視される現在の京都では、よく知られた観光スポットだけでなく、町中から少し離れた“へり”や自然の中での散策、さらには地元の人々との交流を通じて「自分だけの京都」を発見することが提案されています。本書は、そうした新しい日に楽しみを見出すためのガイドブックとしても機能します。
本書の構成
本書は2部構成になっており、第I部では京都の歴史や地形、地質についての基礎知識が解説されています。第II部では、実際の地形散歩を通じて京都の魅力をさらに深く探る内容が展開されています。具体的には「祇園・南禅寺」「清水寺・六波羅」「嵐山・保津峡」「金閣寺・御土居」など、10のエリアをガイドし、それぞれの見どころやストーリーを掘り下げています。
著者の紹介
著者の新之介(しんのすけ)氏は、関西高低差大学の代表であり、1956年に大阪市で生まれた本名は新開優介です。彼は地形に特化した数々の著書を持ち、その経験を活かしてこの本をまとめました。この本を通じて、京都の新しい側面を知り、更なる興味を持ってもらえることを願ってやみません。