「窓ぎわのトットちゃん」で話題のシュタイナー教育、都心で唯一のこども園がオンライン説明会を開催
黒柳徹子さんの自叙伝『窓ぎわのトットちゃん』が世界中で大ヒットする中、トットちゃんをのびのびと育んだトモエ学園と同じ教育観のシュタイナー教育に注目が集まっています。東京都港区でシュタイナー教育を実践するこども園「高輪シュタイナーこども園」が、2025年度入園のための説明会を開始します。
好奇心と冒険心いっぱいに
トットちゃんも学んだシュタイナー教育
自由な校風のもとで成長するこどもたちの姿が親しまれた黒柳徹子の自叙伝『窓ぎわのトットちゃん』。1981年に発売後、今なお大ヒット中です。2023年には続編となる『続 窓ぎわのトットちゃん』が発売、アニメ映画化もされ話題になりました。2023年12月には発行部数2,500万部を超え、世界で最も多く発行された自叙伝としてギネス世界記録に認定。2024年6月1日には、日本の2倍の発行部数を記録し教科書にも取り入れられている中国を黒柳徹子さんが訪れ、読者ファンらと交流しました。さらには6月16日にはアニメ映画がフランスで、世界最大級のアニメーション映画祭で特別賞を受賞しました。
インタビューでトモエ学園とはどんな存在か聞かれた黒柳徹子さんは「人生をつくってくれた場所」と話しておられます。そんなトモエ学園で実践された、「こどもを枠にはめずこどもの世界に介入しすぎない」シュタイナー教育に今、注目が集まっています。
とことんあそぶ!
東京都心部で唯一のシュタイナーこども園
全国の保育所等関連施設数は約4万ある中で、シュタイナー保育園・幼稚園は約70施設と少数です。自然の中での育ちを大事にするシュタイナー園の多くは郊外にあり、東京都心部にあるシュタイナーこども園は、高輪・広尾シュタイナーこども園だけです。
園に通うこどもたちにとって担任の先生は昼間のお家のお母さんのような存在。お母さんと一緒に料理、ほうき雑巾でお掃除、梅干しや味噌仕込みなど、生活の営みをベースに繰り広げられます。淡く美しい水彩の色に没入できる時間、歌やことばに合せて体を動かす時間、先生が暗記して昔話やグリム童話を話してくれる素話の時間などで感性を養います。
雨の散歩、泥んこあそび、木登り、山の斜面すべりなど、ダイナミックに全身で自然あそびを堪能する様子は、ここが東京都心部であることを忘れさせてしまうほど。『窓ぎわのトットちゃん』でもトモエ学園の校長先生が親御さんに話していたのと同じように、当園でも「あそびを邪魔しない服を着せてあげてください」と伝えています。
にじみ絵(水彩画)のひととき 丸い大テーブルでお昼ごはん
幼児期にたっぷり遊ぶ体験を蓄積
卒園児の親御さんからは「コロナ禍に小学生となり様々なことが制限されましたが、『学校でできないこともあるけど、僕はシュタイナーこども園で楽しみをつくることをしてきたから大丈夫なんだ!』と力強く話していた表情は今でも忘れません。」「こども園への入園当初はあいうえおすら教えないのは大丈夫かな?と思いましたが、小学校での初めての授業は新鮮で勉強が楽しいものだと感じたようです。今はすごい勢いで勉強に取り組んでいて、幼児期にたっぷり遊び込む体験を蓄積しておくことはとても大事と実感しています。」などの声をいただいています。
高輪シュタイナーこども園の園長は「当園の特徴は、担任とこどもが強靱な信頼関係を結んでいるというところにあります。『窓ぎわのトットちゃん』にもあるように、自分のことを認めてくれているかどうかはこども本人が一番感じ取っています。言い聞かせたりお説教したりする必要などなく、言葉少なに見守るというのが当園の保育風景。まさにトモエ学園の風景と重なるかのようです。」とコメントしています。
7月から、高輪シュタイナーこども園は、2025年度入園のための入園説明会(1・2歳クラス、幼稚園クラス)をオンライン開催します。
オンライン説明会 概要
開催日時: 2024年7月6日(土)より毎週土曜日、21:00~23:00
開催場所: Zoom開催(参加申し込みのかたにURLをお知らせします)
申込方法: 下記のページの申込フォームよりご都合のよい日を御予約ください。
URL : https://lp.ts-kodomoen.jp/
おもちゃの棚もまたあそび道具
高輪シュタイナーこども園 概要
東京都認可外保育施設として認定。幼児教育無償化関連の補助金対象施設です。
所在地 : 東京都港区高輪4-4-7
園児定員: 1歳児4名、2歳児4名、3歳児5名、4歳児5名、5歳児5名
保育時間: 基本保育時間09:00~15:00 延長保育時間08:00~17:30
* URL : https://ts-kodomoen.jp
「窓ぎわのトットちゃん」の精神を受け継ぐ、高輪シュタイナーこども園
黒柳徹子さんの自叙伝『窓ぎわのトットちゃん』で話題になったシュタイナー教育。その教育理念を東京都心部で実践する「高輪シュタイナーこども園」は、まさに「トモエ学園」の精神を受け継ぐ存在と言えるでしょう。
「こどもを枠にはめず、こどもの世界に介入しすぎない」というシュタイナー教育の考え方は、現代社会において改めて注目されています。子供たちの個性と才能を育むために、遊びや自然体験を通して、創造性や自主性を育む教育は、これからの時代を生き抜く力を育む上で非常に重要です。
高輪シュタイナーこども園では、担任の先生はまるで子供たちのお母さんのように寄り添い、生活の中で様々なことを経験させてくれます。料理、掃除、自然体験など、五感をフルに活用した学びは、子供たちの感性を豊かに育むだけでなく、自ら考え行動する力を育みます。
「あそびを邪魔しない服を着せてあげてください」という園長の言葉は、子供たちの遊びの大切さを如実に表しています。遊びを通して子供たちは、創造性を育み、社会性を学び、心身を健やかに成長させていきます。
高輪シュタイナーこども園は、東京都心部で唯一のシュタイナー教育を実践するこども園として、子供たちの未来を創造する貴重な存在です。オンライン説明会では、シュタイナー教育の魅力を直接感じることができるでしょう。興味のある方は、ぜひ参加して、子供たちの未来の可能性について考えてみてください。