アサヒ飲料と北海道4市町村がリサイクル協定を締結
2023年2月9日、アサヒ飲料株式会社と北海道の中富良野町、富良野市、南富良野町、占冠村は、使用済みペットボトルのリサイクルに関する協定を締結しました。本協定により、これら4市町村から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生し、飲料容器として再利用する「ボトルtoボトル」のリサイクル事業がスタートします。これにより、地域における資源循環型社会を実現しようとしています。
リサイクル事業の目的
協定の目的は、家庭から回収した使用済みペットボトルを活用し、環境に配慮したリサイクルを進めることです。具体的には、リサイクルを通じてペットボトル原料の循環を促進し、資源を無駄にせず、持続可能な社会作りを目指しています。また、このプロジェクトではリサイクルの重要性について地域の住民への教育や啓発活動も行われる予定です。
ボトルtoボトルとは
「ボトルtoボトル」とは、使用済みペットボトルを回収し、それを新たなペットボトルとして再生するリサイクル方法です。この方法は、石油由来のペットボトル原料を新たに製造する場合に比べて、CO2排出量が大幅に低減されることが期待されています。アサヒ飲料は、環境負荷を軽減する取り組みとして、この方法の推進に取り組んでいます。
メカニカルとケミカルリサイクルの組み合わせ
このプロジェクトでは、リサイクルの際に発生する残渣を削減するために、2つのリサイクル手法、すなわち「メカニカルリサイクル」と「ケミカルリサイクル」を組み合わせて運用します。
メカニカルリサイクルは、回収したペットボトルを熱で溶かし、異物を取り除いてペット樹脂として再生する方法です。一方、ケミカルリサイクルは、ペットボトルを分子レベルまで化学分解して新たなペット樹脂に再構築する技術です。この2つの方式を併用することで、ペットボトルの再生効率を高め、より質の高い再生ペット樹脂を実現することを目指しています。
残渣の効率的な処理
リサイクル過程では、メカニカルリサイクルにおいて約20%の残渣が発生しますが、その中にはペットボトル以外のものとなる予定の5~10%の残余物が含まれます。この残余物の一部には再生可能なペットボトル素材が含まれており、これをさらに再利用することで、リサイクルプロセスの効率性と持続可能性が向上します。
地域社会への影響
この取り組みが地域社会にもたらす影響は大きいと期待されています。リサイクル活動を通じて地域の人々に環境意識を高めてもらい、持続可能な社会を共に作り上げるという理念を広めることが目指されています。アサヒ飲料は、今回の協定によって地域住民に愛される商品提供とともに、環境保全についての意識を育むことに貢献したいと考えています。
このように、アサヒ飲料と4市町村による新たなリサイクルプロジェクトは、環境に優しい飲料業界の未来を作る重要な一歩となることでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。