八重原の米農家による日本酒ショップ「坐kura」がオープン
長野県東御市八重原に、地元米農家が営む日本酒ショップ『坐kura(ザクラ)』がオープンしました。古民家を改装した店内は、落ち着いた雰囲気で、日本酒をゆっくりと味わえる空間となっています。
『坐kura』では、八重原で生産された米を使用した日本酒を、数々の銘酒を醸す酒蔵とのコラボレーションで提供しています。大信州酒造、湯川酒造、佐久の花酒造など、地元を代表する酒蔵の日本酒を取り揃え、その土地のテロワールを反映した、奥深い味わいを堪能できます。
単に日本酒を販売するだけでなく、季節のアペリティフも提供。一杯2,000円から、限定日本酒の試飲も可能です。完全予約制となっており、特別な時間を過ごしたい方におすすめです。
世界へ発信する、テロワールを体現した日本酒
近年、日本酒の輸出量が大幅に増加しており、世界的な人気が高まっています。特に、高価格帯の日本酒は、「嗜好品」として、ワインのように料理とのペアリングを楽しむ文化が浸透しつつあります。
ワインの世界では、テロワール(土壌や気候など、その土地特有の環境)とヴィンテージ(収穫年)が重要な要素となります。日本酒においても、テロワールを前面に出した日本酒造りが注目されていますが、まだその数は多くありません。
『坐kura』を運営する米農家は、自らが生産した米で造られた日本酒を通して、八重原のテロワールを世界に発信したいと考えています。長年の経験と知識を活かし、日本酒の新たな魅力を提案することで、日本の伝統文化を世界に広げる役割を担っています。
80年以上の歴史を刻む蔵を再生
『坐kura』の建物は、80年以上前に建てられた蔵を改装したものです。長年、大切に貯蔵されていた米を、今度は日本酒を味わう空間として生まれ変わらせました。
インテリアデザインは、『Intentionallies』が担当。家具や照明は『株式会社t.c.k.w』が制作し、ブランディングデザインは『SQUEEZE inc』が手がけています。
古き良き伝統と現代的な感性が融合した店内は、「朦朧体」を意識した和紙の空間演出が特徴的。まるで長い時が積み重なって生まれたかのような、独特の雰囲気を醸し出しています。
情報
店名: 坐kura
住所: 長野県東御市八重原1588
電話番号: 0268-71-0072
メールアドレス: [email protected]
営業時間: 完全予約制
SNS:
Instagram: https://instagram.com/kura.yaehara
Facebook:
https://facebook.com/kura.yaehara
* Twitter:
https://twitter.com/kura_shinsyu/
『坐kura』は、日本酒を通して八重原の魅力を発信する、新たな拠点となるでしょう。