OasysとGATES GROUPの提携がもたらす新たな不動産投資の可能性
日本のブロックチェーンプロジェクトOasysは、不動産投資サービスを展開するGATES株式会社と手を組み、現実の不動産をトークン化する新たな事業に乗り出しました。この提携により、日本の豊かな資産をデジタル同然の形式で流通可能にすることを目指しています。
日本の有形・無形資産の流動化を目指す
Oasysはこれまでゲーム分野を主に展開してきましたが、今後は日本ならではの魅力ある不動産や文化的資産のトークン化を通じ、Real World Asset(RWA)に積極的に参入します。この取り組みは、日本の観光資源や高付加価値を有する現物不動産など、数多くの資産をグローバルに流動化することを目的としています。
RWAトークン化の第一歩
提携の初期段階では、GATESが持つ不動産の専門知識を生かし、日本国内不動産市場の約1%にあたる約30兆円分相当の資産をトークン化する取り組みが進められます。これにより、Oasys経済圏に新たな投資家層が流入することが期待され、トークンの流通量も飛躍的に増加する見込みです。
GATESの不動産投資サービス
GATESは、不動産の取得から運用、売却までを一括で手がける多様なサービスを提供しています。2012年の創業から、年々成長を続け、2024年度には年商220億円を予想するに至りました。また、国際的な信頼性も高く、金融なデータ分析を駆使して不動産投資の透明性と効率を確保しています。
不動産市場の規模
日本の不動産市場は、おおよそ3,000兆円の規模があるとされています。本取り組みでは、その1%にあたるトークン化を視野に入れており、今後の成長に向けた大きなステップを踏み出すこととなります。すでに110億円分のトークン化対象資産の準備を進めており、早期のローンチを目指しています。
ロードマップと今後の展望
OasysとGATESの共同プロジェクトは、まず第一フェーズを通じて5兆円規模のRWAトークンを流通させる計画をしています。第二フェーズ以降は、アジアや欧州市場へもその範囲を拡大し、高付加価値な資産の流動化を加速させる予定です。
また、日本独自の文化資産や無形資産にも視野を広げ、投資家に新たな収益機会を提供することも視野に入れています。日本のコンテンツは世界的にも高い評価を受けており、これをRWAとして提供することが、この提携の大きな魅力です。
代表者たちの意気込み
Oasysの松原代表は、この取り組みが日本の資産をグローバルに展開する第一歩であると述べており、文化的価値を持つ日本のコンテンツがRWAとして新たな投資の形を導くことが期待されます。
GATESの関野CEOも、第1歩を踏み出すこの挑戦に対し高い期待を寄せており、収益性とユーティリティを持つトークンを確立していくことで、日本資産に対する国際的なアクセスを容易にするインフラを築くことを目指しています。
まとめ
日本発のブロックチェーンプロジェクトと不動産サービスの融合による新たなビジネスモデルが、今後の投資市場に大きな影響を与えることが楽しみです。OasysとGATESが手を組むことで、これまでにない革新的な不動産投資が可能となり、多様な投資機会を提供する日が近づいています。