梅田の商業施設「ハービス」での新たな試み
大阪・梅田に位置する商業施設「ハービス PLAZA/PLAZA ENT」が、遠隔接客サービス「RURA」との実証実験を開始しました。この実験は、インフォメーション業務にデジタル技術を取り入れることを目的としており、来店客へのサービス向上が期待されています。
遠隔接客RURAとは?
RURA(ルーラ)は、タイムリープ株式会社が開発したシステムで、遠隔地にいるスタッフが店舗に設置されたモニター越しに顧客対応を行います。これにより、少人数のスタッフで多数の店舗を同時に接客できるため、運営の効率化が図られます。実際に、ある企業ではわずか3名のスタッフが約30店舗の接客を展開しています。
このシステムの導入により、インフォメーションカウンターだけでなく、ハービスエリア内の様々な場所で効率的な顧客案内が可能になります。これにより、訪れるお客様への新たな付加価値の提供にもつながるのです。
自動翻訳機能の活用
特に注目すべきは、RURAが持つ自動翻訳機能です。英語、中国語など、特定の外国語に対してリアルタイムで翻訳が行えるため、海外からの訪問客にとっても安心して利用できる環境が整います。例えば、英語を話すお客様が来店した場合、遠隔のスタッフが英語を選択すると、会話中に表示される字幕がそれぞれの母国語に翻訳されます。この機能により、インバウンドのお客様にもスムーズな接客が可能となるのです。
実証実験の詳細
この実証実験は、ハービスPLAZAの1FおよびハービスPLAZA ENTのB1にて行われます。ただし、実施期間中は設置場所や画面表示が変更される可能性があるため、訪問時には最新情報を確認することをお勧めします。施設の公式ウェブサイトでも詳細が公開されています。
タイムリープについて
タイムリープ株式会社は、2019年に設立され、「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」というビジョンのもとに、RURAを提供しています。同社は、接客業務を遠隔で行うことによって、コロナウイルス対策だけでなく、新しい働き方の実現に寄与しています。
会社概要
- - 社名: タイムリープ株式会社
- - 設立: 2019年6月3日
- - 資本金: 8億4,092万8千円(資本準備金含む)
- - 所在地: 東京都千代田区岩本町1-9-1 アイアンビルヂング3F
- - 事業内容: 遠隔接客サービス「RURA」の開発・提供
- - 公式ウェブサイト: タイムリープ株式会社
この新たな試みが、今後どのように進展していくのか注目されます。梅田のハービスが、先進的な接客サービスの拠点となる日も近いかもしれません。