心の平穏を求めて
2026-03-18 12:36:40

令和の旅は心の平穏を求めるメンパ旅が急増中

メンタルパフォーマンス重視の新たな旅のかたち



近年、人々の旅行スタイルが大きく変化しています。特に2026年に発表された「ライフスタイルと旅行に関する調査2026」では、精神的な安定を重視する「メンタルパフォーマンス」(通称メンパ)志向が強まっていることが明らかとなりました。これは、失敗を避けたいという心理や、心の平穏を最優先に考える行動様式を反映しています。

調査の概要と変化する価値観



JTB総合研究所が行ったこの調査は、インターネットを利用したアンケート形式で実施され、2026年2月に行われたものです。全国の男女1030名を対象に、過去1年の旅行経験や幸福度についての問いが投げかけられ、その結果は旅行者の心理を反映した重要なデータとされています。調査結果によると、過去2年間、生活の幸福度は男女とも減少傾向にあり、特に40代男性と30代女性の幸福度が低いことが指摘されていいます。

幸福度と生きがいの変化



調査の結果、特に「家族の役に立つこと」や「健康を向上させること」が生きがいの主な源として挙げられています。男性の若年層(29歳以下)では、主に「お金を稼ぐこと」や「夢を実現すること」に対する意識が見られ、男女によって異なる価値観の出現が確認されました。これに対して年齢が上がるにつれ、家族や健康に特化した価値観が強くなる傾向が表れています。

メンタルパフォーマンスとタイパ行動



メンパ行動の高まりは、時間を有効に使う「タイパ」にも影響し、無駄な時間を省く意識が強くなっています。特に若い世代では、無駄な待ち時間や手間を好まず、何かをしながら効率良く過ごすことに価値を見出しています。また、失敗を恐れず次に繋げる考え方が年齢とともに変化し、50代以上はその考えが強い一方で、29歳以下ではその意識は低い結果となりました。

情報源としてのSNSとAIの台頭



日常における情報収集の方法にも変化が見られます。家族や友人からの情報が信頼度を持っているものの、その重要度は減少傾向にあり、代わりにSNSやAIの情報が急増していることが確認されました。特に、知り合いではない一般人の投稿や、AIが提供する情報が信頼される傾向が強まっており、効率的に幅広い情報を取り入れたいという意識が見え隠れしています。

心地よい居場所の求め方



人々が「心地よい居場所」として求めている条件には、「ストレスがないこと」や「一人の時間が確保できること」が重要視されています。特に若年層の女性は、無理なくストレスフリーに生きることを求めています。理想の生活スタイルとしては、「経済的な余裕」や「ゆったりとした時間を過ごすこと」が挙げられ、精神的な充実を求める傾向が明らかになっています。

働き方の理想と現実のギャップ



また、理想的な勤務スタイルとして多くの人が在宅勤務を希望しているものの、実現しているのはごく一部に留まっています。この現実と理想のギャップは、多くの課題を露呈しており、リモートワークの導入は依然として成熟段階にあることが伺えます。

旅行におけるメンパ意識の変化



最近の旅行者は、海外よりも国内旅行を好む傾向にシフトしています。コロナ禍による影響で海外旅行の頻度は半減し、それに伴い、旅行に求める要素も変化しています。食や家族との時間を楽しむことが重視され、安心してリフレッシュできる旅行が求められるようになりました。特に若い世代では、混雑を避け、予定に縛られずフレキシブルに楽しむことが求められています。

まとめ



調査結果からは、心の安らぎやストレス回避を最優先に考える人々の行動が浮き彫りになりました。変化する社会背景の中で、メンパを重視する旅行スタイルの普及が進んでおり、今後もこの流れは加速することでしょう。旅行業界としては、安心感を提供しつつ、冒険心も合わせ持つ旅行体験のデザインが鍵になると思われます。


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株式会社JTB総合研究所
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東京都品川区東品川2-3-14東京フロントテラス7F
電話番号
03-6260-1200

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