外国人材支援で介護福祉士資格取得を促進！無償学習プログラムをスタート

介護人材不足を解消するための新たな取り組み

株式会社MAKE YOU SMILEが、外国人材を対象にした無償の介護福祉士試験学習プログラムを開始しました。この取り組みは、介護業界で深刻な人材不足に直面する中、外国人たちが国家資格の取得を手助けすることを目指しています。

新制度に対応した学習プログラム

2025年度から施行される「パート合格制度」にも対応しており、これは受験者にとっての大きな利点となります。また、このプログラムはYouTubeを活用しており、スマートフォンを使って段階的に学べる仕組みです。

従来の難解な教科書に頼らず、視覚と聴覚を用いて学習を進められるため、より自然に知識を吸収し試験合格へとつなげていく意図があります。このような革新的なプログラムにより、介護の現場での人材不足を少しでも解消したいと考えています。

資格取得を目指す外国人材の課題

介護福祉士試験は毎年行われますが、2025年度からの新制度では全13科目が3つのパートに分かれ、合格したパートは次年度の試験を免除されるという仕組みが導入されます。このことで働きながら資格を目指す外国人受験者に対する負担が軽減されることが期待されています。

しかし、最近の試験結果を見ると、全体の合格率は78.3%だったのに対し、外国人の合格率は30%台にとどまっており、この差は大きな課題です。厚生労働省によると、2025年度には約25万人の介護人材が不足すると予測され、2040年度には57万人に達するとされています。

学習プラットフォーム「MANABUアカデミー」

今回のプログラムは「MANABUアカデミー」と名付けられた学習プラットフォームに収録されており、今後もコンテンツは拡充される予定です。具体的には【10分で学べる介護福祉士基礎講座】【耳で覚える単語学習シリーズ】【一問一答式過去問チャレンジ】の3つのコンテンツがあり、すべてYouTubeで視聴可能です。

- 10分で学べる介護福祉士基礎講座

難解な教科書の内容をポイントごとにわかりやすく解説した動画で、ナレーションも付いているため、視覚と聴覚を通して学習できます。

- 耳で覚える単語学習シリーズ

試験に頻出する75語の重要キーワードを厳選し、聞くだけで覚えられるように構成されています。

- 一問一答式過去問チャレンジ

過去問題をもとにした厳選された問題群に対して、わかりやすい解説が付いているため、短時間で苦手分野を理解するのに役立ちます。

代表者のコメント

代表取締役の伊藤和博氏は、「多くの外国人材が自己負担で勉強をしている現状があります。無償提供することで、すき間時間を利用して自然に知識を得られるようになります。また、外国人スタッフが現場で頑張ってくれているため、その恩返しの意味も込めています」と語っています。

このように、MAKE YOU SMILEは外国人材を支援することで、日本全体の介護人材不足に貢献することを目指しています。本プログラムの活用により、より多くの外国人ヘルパーが誕生し、介護業界が抱える課題が軽減されることを期待したいですね。