SORA Technologyがアフリカ最大のスラムでのサッカーリーグを支援
2023年10月、SORA Technology株式会社が、ケニアのナイロビに位置するアフリカ最大のスラム、キベラスラムで行われているユースサッカーリーグ「キベラA-GOALリーグ」の支援を発表しました。このリーグは、一般社団法人A-GOALによって運営され、約1600人の子どもたちを対象に行われています。リーグの主要な目的は、子どもたちがサッカーを通じて健全に成長し、高い犯罪率や悪化する衛生環境、栄養不良といった様々な社会問題を克服することです。
サッカーを通しての地域貢献
「キベラA-GOALリーグ」は、サッカーを通じて子どもたちに安全そして健康的な環境を提供することを目指しています。地域では、犯罪に巻き込まれるリスクが高い状況下にあり、リーグ参加者には食事が供給され、栄養改善が図られています。また、女子プレーヤーには生理用品の提供やカウンセリングを行い、彼女たちの健康を支える取り組みも充実しています。
A-GOALは2022年10月から活動を開始して以来、リーグの重要性を認識する多くのプロサッカークラブや強豪校が視察に訪れるほど、地域の評価も上昇しています。中にはスカウトを受けた選手が奨学金を得て進学するケースや、リーグでの活躍がケニアのナショナルチーム選出に繋がる喜ばしい出来事も起こっています。また、最近のタンザニアでの選抜チーム遠征では、男子チームが準優勝し、女子チームもベスト4入りを果たしました。
SORA Technologyの役割
このような活動に賛同したSORA Technology株式会社は、リーグのさらなる発展に向けた多角的な支援を行うことを決定しました。SORA Technologyは「宙(SORA)」から人の生き方に変革を生み出すという使命を掲げ、ドローン及びAI技術の活用を通じてアフリカの様々な地域における支援活動を行っています。具体的には、感染症対策や農業生産性向上、気候変動への適用を含む様々なサービスを提供し、高品質な生活を実現するために尽力しています。
SORA Technologyによる今回の支援が、現地の子どもたちにとって適切な環境を提供し、将来のドローンパイロットや企業家としての夢を実現できるようになることを願っています。そのために、選手たちの将来の可能性を引き出すプログラムを展開していく方針です。
A-GOALの使命
A-GOALは、2020年5月に新型コロナウイルスによる失業者急増の影響で設立され、地域スポーツクラブとの連携を通じて、緊急食料配布などの支援を行っています。2021年7月までに、ケニア、マラウイ、ナイジェリアなど、合計11カ国で1万人以上の住民に支援を行い、現在も「日本とアフリカをスポーツで繋げ、持続可能な社会を築く」理念のもと、活動を継続しています。特に、サッカーリーグは地域において非常に重要な役割を果たすものとして、地域の活性化を促しています。
未来に向けて
SORA TechnologyとA-GOALの共同の取り組みにより、ケニアの子どもたちに明るい未来がもたらされることが期待されます。サッカーを通じた教育は、単当なスポーツの枠を超え、彼らの成長に大きな影響を与えると考えられます。子どもたちがともに学び合い、希望に満ちた将来を実現するための支援が加速していくことでしょう。