モゲチェックの進化
2020-12-15 09:10:54
オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」がMICS 2.0を導入し審査スピードを向上
最近、オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を運営する株式会社MFSが、個人信用情報照会システム「MICS 2.0」を導入しました。この決定は、従来の信用情報照会業務を自動化し、業務効率を高めるためのstepping stoneです。ここに至る背景や導入の概要について詳しく見ていきましょう。
背景
MFSは2015年に「モゲチェック」というサービスをスタートし、これまで多くのユーザーに支持されてきました。このサービスは、一度の申し込みで全国の金融機関から最低金利の住宅ローンを提案するというものです。しかし、住宅ローンの申し込みには事前に審査を受ける必要があり、これに関しては手作業での信用情報照会が行われていました。このプロセスが時間を要し、ユーザーにとっては不便さを感じる一因となっていました。
導入概要
そこで、MFSは事前審査の迅速化を図るために、照会業務の自動化を検討しました。MICS 2.0の導入により、社内の審査システムと日本信用情報機構(JICC)が連携し、ユーザーが登録した情報をもとに自動的に信用情報をチェックすることが可能になります。この新しいシステムによって、従来は当日または翌営業日になっていた審査結果の通知が、ほぼリアルタイムで行えるようになるのです。これにより、手作業による負担が軽減され、業務のスピードと効率が向上することが期待されています。
期待される効果
MFSは、このシステムの導入によって、ユーザーの審査待ち時間を大幅に短縮できる見込みです。結果的に、ユーザビリティが向上し、新規顧客の獲得にも繋がるでしょう。また、非対面のサービスが重要視されている昨今、コロナウイルスの影響を受けた状況においても、スムーズな運営が可能になるのではないかと考えられます。手作業を減らすことによって、社内の業務効率も向上し、より多くのユーザーに質の高いサービスを提供できる環境が整います。
今後の展望
MFSは今後、提携する金融機関や取り扱うローンの数を増やしていく計画です。これにより、ユーザーの利便性を一層高めていくことが期待されています。また、株式会社アイティフォーは、MFSの業務改革を支援するために、引き続き金融機関向けのソリューションを提案する方針です。
MICS 2.0とは
「MICS 2.0」は、個人信用情報機関である全国銀行個人信用情報センター(KSC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)と接続が可能で、一度の照会処理で複数機関の情報を同時に取得できるシステムです。これにより、信用情報の収集が効率的に行えるため、金融機関にとっても大きなメリットとなるでしょう。
この取り組みが実を結ぶことで、より多くのユーザーが手軽に利用できる住宅ローンサービスが実現されることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アイティフォー
- 住所
- 東京都千代田区一番町21一番町東急ビル 受付12階
- 電話番号
-
03-5275-7841