フジテック・インド、エレベータ累計1万台出荷を達成
フジテック株式会社のグループ企業、Fujitec India Private Ltd.(フジテック・インド)は、2011年の稼働以来、累計1万台のエレベータを出荷したとの報告を発表しました。これを記念して、11月8日にチェンナイ近郊のエレベータ生産拠点「ビッグライズ」にて式典が催され、約400人の従業員が出席しました。
成し遂げた歩みと未来への展望
フジテック・インドのマネージングディレクターであるシャキール・アーメド氏は、同社の最近の成長について語りました。特に、国内需要だけでなく、国際的な法人へのエクスポートも順調に進んでいることを強調しました。「フジテック・インドは、過去20年間の成長を経て、今ではインド国内および国際市場において高品質かつ持続可能な製品を提供する企業の一つとなりました」と彼は述べました。
同社は中期経営計画「Move On 5」に基づき、さらなる成果を目指しています。これは、インド政府の「Make in India」政策を背景に、地元製造業の発展を支えるものです。アーメド氏は、「私たちは、インド市場においてリーダーシップを発揮し続け、人材の育成にも力を注いでいきます」と続けました。
フジテック・インドの概要
フジテック・インドは、2004年に設立され、2011年に国産初の生産拠点として「ビッグライズ」をチェンナイ郊外に設立しました。ここではエレベータの製造を行い、特に東南アジア市場への供給も強化されています。最近では営業拠点の増強や、「REXIA-S」という中・低層住宅向けのエレベータの好調な販売により、出荷台数が大きく伸びているのです。
2023年の2月には新たな第二工場も本格稼働し、年間3000台の生産能力を確保しました。この新しい生産拠点の設立により、さらなる需要に応える体制が整いました。また、2022年にはグジャラート州にあるFujitec Express Ltd.も親会社グループの一員となりました。
ビジョンの実現に向けて
中期経営計画「Move On 5」では、フジテック・インドのハイエンド製品と、新設されたFujitec Expressの大衆市場向け商品を組み合わせた戦略が注目されています。これにより、インド市場でのプレゼンスを高め、さらに事業の拡大を目指していく考えです。
企業情報
設立以来続くフジテック・インドの成長は、製品の性能や安全性、どのように顧客満足を優先するかに深く関連しています。
- - 社名: Fujitec India Private Ltd.(フジテック・インド)
- - 代表者: マネージングディレクター シャキール・アーメド
- - 所在地: インド・カンチープラム
- - 設立: 2004年
- - 事業内容: 昇降機の製造、販売、据付、保守、修理
- - 親会社との関係: 連結子会社
- - インド内の拠点数: フジテック・インド17カ所、Fujitec Express Limited1カ所
エレベータの分野で世界に展開しているフジテックは、今後の成長にも期待が寄せられています。安全で快適な移動空間を提供し、さらなる発展を遂げるため、彼らは邁進していくでしょう。