障害者の新たな働き方を支える拠点、BYSN OMIYA ROASTERYがオープン
2024年10月1日、埼玉県さいたま市に新たな障害者雇用支援サービスである「BYSN OMIYA ROASTERY」が開設されます。この施設は、株式会社スタートラインが運営するもので、障害者が自分らしく働くための新しい選択肢を提供する目指しています。
BYSNとは?
BYSNは、障害者がコーヒーを焙煎する業務を通じて自らの生活基盤を築くことをサポートするプロジェクトです。ここでは、障害を持つ方々がプロ仕様の焙煎機を使い、高品質なコーヒー豆を製作し、企業のオリジナルブレンドコーヒーを開発します。作られたコーヒーは、社員への提供やノベルティとして利用される他、地域社会とのイベントにも活用されます。
この新しい拠点では、約65名の雇用を創出し、障害者が専門性の高い業務にチャレンジする機会を提供します。具体的には、ブレンダーやバリスタとしてのスキルを学ぶことができるトレーニングプログラムなど、成長を促進する様々な体験が用意されています。
様々な支援を提供するスタートライン
スタートラインは、障害者雇用支援の分野で幅広く活動をしており、個々の特性に応じたサポートを行っています。「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる」という企業理念のもと、2009年に設立され、障害者の採用や定着支援に特化したサービスを提供しています。
ここでは、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」や、サポート付きサテライトオフィス「INCLU」など、様々な形式の支援を展開しています。これらの取り組みを通じて、障害を持つ方々が自立して社会で活躍できる環境を整えています。
内覧会と地域との連携
「BYSN OMIYA ROASTERY」の開設にあたり、9月28日(土)には地域住民向けの内覧会が開催されます。このイベントでは、施設の紹介やコーヒー豆のハンドピック体験、BYSNのオリジナルブレンドコーヒーの試飲など、様々なアクティビティが用意されています。参加は無料で、事前のお申し込みは不要です。
内覧会のプログラムには、スタートラインについての紹介が含まれ、参加者は実際の業務環境を体感することで障害者の働き方に触れる機会となります。地域とのつながりを大切にし、障害者雇用の重要性を広めていく一環として、地域住民との交流も促進される見込みです。
終わりに
BYSN OMIYA ROASTERYの開設は、障害者が働きやすい環境を整え、彼らが自らの可能性を広げていくための一歩です。多様な人々が互いに支え合い、共に成長できる社会を実現するために、今後の活動が期待されます。ぜひ、内覧会に参加してみてください。