Niantic Spatialと提携したForgersが新3Dスキャンアプリを公開

Forgersが新たにリリースした「RITTAI SCAN β」

株式会社Forgers（東京都港区）は、Niantic Spatial Inc.と提携し、ビジネス向けの3Dスキャンアプリ「RITTAI SCAN β」を発表しました。このアプリは、AR機能を含む新たな可能性を持ち、建設業、製造業、インフラ管理など、さまざまな業種での活用が見込まれています。

RITTAI SCAN βの概要と機能

「RITTAI SCAN β」は、手軽に高精度な3Dスキャンを行えるアプリケーションで、対象物を動画撮影する感覚でスキャンできます。これにより、現場での3Dデータ取得が可能となり、さまざまなビジネス用途に応じた機能が充実しています。

具体的には、現地調査、設備や装置の配置シミュレーション、施設内の空間管理など、多岐にわたる業務において効率化が図れるでしょう。スキャンデータは「RITTAIプラットフォーム」に取り込むことができ、他のARツールとも連携が可能です。

利用料金と特徴

「RITTAI SCAN β」の料金は非常にリーズナブルで、初期費用はかからず、1ユーザーあたりは月額8,000円。AR機能を駆使した施工業務や施設管理、さらにはマニュアル作成にも役立つとのこと。これにより、日常業務の効率化が期待できます。

また、AR機能の実装にも取り組んでおり、今後の展開が楽しみです。

出展情報とデモ動画

このアプリは、2025年7月2日から4日まで東京ビッグサイトで催される「XR・メタバース総合展」に出展予定です。ブース番号は22-61となります。さらに、実際のスキャン状況を撮影したデモ動画も公開されており、興味のある方は下記のリンクをチェックしてみてください。

- プロダクトのデモ動画

産業ごとの活用事例

様々な業務に適した「RITTAI SCAN β」ですが、具体的な活用例としては、以下のようなケースが考えられます。

1. 施工・工事：現場調査や状況の共有に利用。
2. 工場：設備配置やリプレイスシミュレーションに活用。
3. インフラ点検：遠隔からの作業指示に基づいた3Dアーカイブ作成。
4. 施設管理：トラブル対応や空間の3Dアーカイブ利用。