環境に優しい圧延用ロール製造で新たな時代へ、住友重機械ハイマテックスの挑戦

住友重機械ハイマテックス株式会社（HMX）は、愛媛県新居浜市を本社とする企業で、住友重機械工業株式会社の完全子会社です。特に圧延用ロールの製造に特化した企業が、国内初となる「SuMPO EPD」認証を取得したことを発表しました。この認証は、環境に配慮した製品を提供するための重要なステップであり、顧客への透明性のある情報提供を可能にします。

「SuMPO EPD」認証とは？

「SuMPO EPD」は、一般社団法人サステナブル経営推進機構が運営する環境ラベルプログラムであり、製品の環境影響をライフサイクルアセスメント（LCA）を用いて定量的に評価します。この取り組みにより、HMXが製造する圧延ロールの環境性能が第三者機関によって認められ、顧客のCO₂排出量の把握や削減に寄与することが期待されます。具体的には、圧延ロールの製造プロセスにおける環境影響を数値化し、顧客に対し、どれだけ環境に優しい製品であるかを示します。

循環型社会への貢献

HMXの圧延用ロールは、単なる製品ではなく、循環型社会の実現にも寄与するものです。また、顧客先で使用済みの圧延用ロールを回収し、原材料として再利用する取り組みも行っています。このように、製造過程で発生する鉄スクラップも再利用し、リサイクル材料を主原料として利用することで、環境負荷の低減に貢献しています。

サステナビリティ経営の推進

住友重機械グループ全体として、社会価値と企業価値を両立させるという視点から、マルチステークホルダーの関与を大切にするサステナビリティ経営を推進しています。今後は、全バリューチェーンを通じてさらなる環境負荷の低減や人権の尊重、企業倫理の徹底に努め、期待されるESG（環境・社会・ガバナンス）に関する取り組みを強化していく方針です。

住友重機械ハイマテックスの挑戦は、単なる企業活動に留まらず、持続可能な社会の実現に向けて貢献する重要な意味を持っています。これからも様々な環境へ配慮した取り組みを通じ、グローバルな視点での社会貢献を果たすことを目指しています。

詳しくは、住友重機械ハイマテックスの公式サイトをご覧ください。