広尾のビストロ『d’ici』リニューアルオープン！新たなフレンチ体験を提供

広尾のビストロ『d’ici』がリニューアルオープン！

広尾の外苑西通り沿いに新たにリニューアルオープンしたビストロ『d’ici』。新シェフとして迎えられた藤原裕太氏は、数々の名店で磨き上げた腕前を持ち、これまでの経験を生かしたフランス料理を提供します。彼の料理の創造背景には、父親が営んでいた西麻布の名店「ルレカミエ」での思い出が深く刻まれています。

シェフ藤原裕太の経歴

藤原氏は中学生の頃から父の店を手伝い料理の基礎を学びました。大学を中退し、約8年間五反田の一つ星レストラン「おはらスレストラン」で修業。その後、フランスに渡り、パリやブルターニュの店で料理技術を深めます。帰国後は、恵比寿の三つ星レストラン「ガストロノミージョエル・ロブション」で長年の経験を積み、最終的にd’iciの料理長に就任しました。

ビストロ文化を尊重した料理

リニューアルされたd’iciのメニューは、フランスの伝統的なビストロ料理が豊富にラインナップ。特に、おすすめの一品「特選牛モモ肉のステークフリット黒胡椒のソース」は、ビストロ文化と料理長の新しい感性が融合。料理には地方の歴史や文化も反映されており、藤原シェフの父親世代のシェフたちから学んだ知恵が詰まったものです。

他にも天使エビのサラダココナツ風味や、鮮魚のポワレとピサラディエールニース風など、各地の郷土料理にインスパイアされた逸品が用意されています。これらの料理は、藤原氏の個性的なアプローチにより現代的にアレンジされています。

多様なメニュー構成

新生d’iciの特徴は、コースメニューとアラカルトをバランスよく取り揃えた点です。ディナーには、好きな前菜・メイン・デザートを選べるプリフィックスコース（6,600円～）や、本格的なフレンチの魅力を追求したデギュスタシオンコース（12,500円）などがあります。この柔軟なメニュー構成により、食べるシチュエーションに応じて自由に楽しむことができます。

デザートに込められた情熱

特筆すべきは、専任のシェフパティシエ、宮脇修平氏によるデセールです。彼はフランスの伝統的なスイーツをベースに、季節感を大切にした洗練されたデザートを提供します。特に「ヌガーグラッセラベンダーの香り」は、淡い紫色とオリーブオイルのハーモニーが印象的。口当たりも軽やかで、食後の余韻も楽しめる一皿です。

充実したランチメニュー

ランチでは、そば粉を使った本格的なガレットを中心にしたコースが用意されており、ブルターニュ地方の文化を感じることができます。さらには、アラカルトでも豊富な選択肢が揃うため、気軽にフランス料理を味わうことができます。

店内の雰囲気

店内は「ラウンジ」と「メゾン」の二つのエリアに分かれており、カジュアルな雰囲気の中で日常の食事から、特別な日のお祝いまで、様々なシチュエーションに応じた空間を楽しめます。ゆっくりとした食事の時間を贅沢に過ごせる設計がされています。

店名『d’ici』の意味

店名の「d’ici」はフランス語で「ここから」という意味。常に出発点にいる気持ちで、お客さまと向き合いたいとのメッセージが込められています。藤原シェフを迎えて新生d’iciが提供するのは、フランス料理の楽しさと豊かさです。

2025年6月3日にリニューアルオープンしたd’iciで、特別なフレンチ体験をお楽しみください。