ITエンジニアの転職事情と成功するためのエージェント選び
UPPGO株式会社が運営する転職メディア「転職UPPP」が、964人のITエンジニアを対象に行った独自のアンケート調査の結果が発表されました。調査は2025年8月下旬に実施され、ITエンジニアが直面する転職活動の実態やエージェント選びのポイントが浮き彫りになりました。
調査の概要
調査に参加した964名は全て転職エージェントまたは転職サイトを利用した経験のあるITエンジニアです。そして、その結果から見えてきたのは、転職を通じて最も実現したいことが「給与や待遇の向上」であることでした。具体的には、80.8%の人がこの目標を抱いていることが明らかに。
また、収入の向上以外にも、「経験や能力を活かせる職種への転職」や「労働条件の改善」、「望むスキルや経験の習得」など、多面的なニーズも表れています。
転職エージェントの選択
転職エージェントの利用状況を見てみると、最も利用率が高かったのは「リクルートエージェント」で、全体の45.3%が利用しています。続いて「doda」や「リクルートエージェントIT」などの特化型エージェントも高評価で、多くのエンジニアが幅広い求人情報にアクセスできる環境を求めている様子がうかがえます。
一方、特化型エージェントの中でも「マイナビIT AGENT」や「レバテックキャリア」も使われており、専門性を重視するエンジニアのニーズに応えています。
転職活動の期間
転職活動にかかる期間についてのデータでは、「6か月以上」という回答が30.8%と最も多く、次いで「2〜3か月」「3〜4か月」が続きます。しかし、短期間で内定を手にしたという回答もあり、個々の状況によって大きく異なる結果が見られました。あらかじめ準備を行っておくことが転職成功の鍵となりそうです。
AIの活用状況
近年の技術革新を背景に、AIを活用した転職活動も増加しています。30%以上のエンジニアが「ChatGPT」などのAIツールを利用し、特に志望動機や自己PRの作成に役立てていると言います。AIがいかに人材獲得の過程をサポートしているのかがわかります。
年収の変化
実際の年収の変化についての調査では、転職によって年収が上昇したと答えたエンジニアが約64%に達しており、その増加額は51万円以上というケースが多いのが特徴です。しかし、中には「ほとんど変わらなかった」との回答もあり、これもまた個々の状況によるものであるようです。
成果と今後の展望
アンケートの最終的な結果として、最も多かった達成事項は「年収アップ」で40.5%がその効果を実感しています。希望のスキルや経験を積めたり、ワークライフバランスが改善されたりした人もおり、転職を通じてさまざまな成果が得られる可能性があります。反面で、「ほとんど達成できていない」との結果が21.2%にのぼる点は、全員が満足のいく転職を果たせているわけではないことを示しています。
まとめ
UPPGO株式会社の「転職UPPP」は、転職に関する情報を多角的な視点から提供し、ITエンジニアに特化したエージェントやサイトを紹介しています。転職を目指すITエンジニアにとって、役立つ情報が満載です。エンジニアとしてのキャリアを次のステージへ進めるために、ぜひ活用してみてください。