株式会社Asobicaが「coorum research」にゲーミフィケーション機能を追加
株式会社Asobicaは、東京都品川区に本社を構え、ゼロパーティーデータを基にしたホンネデータプラットフォーム「coorum」を展開しています。その中核を担うリサーチツール「coorum research」が、顧客体験をより楽しめるようにと、様々なゲーミフィケーション機能を追加しました。これにより、顧客の本音を自然に集めることが可能となります。
ゲーミフィケーションの目的と意義
近年、物価の高騰が企業のマーケティング戦略に大きな影響を与え、多くの生活者が節約志向を強めています。この中で、顧客がどのように商品を選択し、どのタイミングで購入を決定するかを理解することが、企業にとって重要な課題となっています。従来のアンケート調査だけでは、生活者の真の心理を把握するのが難しい現状において、「coorum research」は、楽しく回答できる仕組みを提供し、より多面的なインサイトを収集することを目指しています。
新機能の内容
クイズ / 診断機能
顧客が楽しみながら参加できる選択式のクイズや、個々のニーズを診断するコンテンツが新たに搭載されました。例えば、新商品のマッチ診断や、ブランドのファン度チェックなどのシミュレーションが可能です。これらのコンテンツは、単なるアンケートではなく、遊び感覚での参加を促します。
レベルアップ・カレンダー機能
顧客がアンケートやクイズへの参加回数や継続日数に応じてレベルが上昇する仕組みが導入されました。この機能では、ログインすることでバッジを獲得したり、特別なコンテンツにアクセスできるなど、継続的な参加を促す要素が盛り込まれています。
コレクション図鑑機能
この機能は、顧客が購入した商品や体験をデジタル化して記録し、コレクションとして可視化するものです。「〇〇店舗に行った」「新商品を購入した」などの行動が一つのエピソードとして蓄積され、個々の体験が「図鑑」として楽しめるのです。
企業からの声
「coorum research」を導入している企業の中には、カインズ、東急ストア、一蔵などがあり、それぞれがこの新機能を活用して顧客の声を積極的に収集しています。特に、カインズではDIY関連のデータを集めるために「DIY Log」と統合し、コミュニティへの参加を促進しています。
各企業の実績
- - カインズは、コミュニティサイト「CAINZ DIY Square」との統合を通じて、DIYに関する顧客のデータを収集。これにより、顧客の行動データが増え、商品購入や継続的な利用が向上しています。
- - 一蔵は、着付けを中心とした授業の進捗を記録し、顧客の体験をデジタル化しています。この機能によって、顧客自身が成長を感じられる仕掛けが整っています。
- - 東急ストアは、顧客の行動を可視化することで、店舗ごとの魅力を把握することに成功しています。これにより、顧客満足度を向上させるための情報を得ています。
今後の展望
Asobicaは、今後もAI技術を活用して顧客体験をさらに向上させるための機能を追加することを計画しています。ゼロパーティデータを基軸に、多様な業界での活用が期待されています。「coorum research」は、今後のマーケティング戦略において重要なツールとなるでしょう。
企業情報
- - 会社名:株式会社Asobica
- - 所在地:東京都品川区西五反田2-27-3 A-PLACE五反田ビル9F
- - ウェブサイト:coorum公式サイト
こうした取り組みを通じ、Asobicaは顧客の声をより多く、そして正確に把握することができます。それが、より良い顧客体験を創出するための鍵となるでしょう。