日本ペイントが中野区で落書き消しと壁画制作イベントを実施

日本ペイントの地域貢献活動「HAPPY PAINT PROJECT」

東京都中野区の野方駅高架下で、2025年7月26日から8月8日の期間にわたり、日本ペイント株式会社が中心となって、落書き消しと壁画アート制作が行われました。このイベントは、地域の皆さんや中野区立の学校生徒を巻き込んで、街を明るくすることを目的としています。

背景と目的

野方駅高架下は、過去に多くの落書きがあり、地域の景観を損ねていました。この問題を受け、治安改善に向けた取り組みとして、警視庁野方警察署が主導するこのイベントが立案されました。「地域住民に安心をもたらしたい」という想いから、地域の子どもたちにアートを通じて街に対する愛着を育て、その結果、落書き抑止につなげようとする目標もありました。

イベントの実施

イベント初日、まず行われたのは壁面の清掃作業です。参加者は地域住民を含む約70名。日本ペイントをはじめ、東京の塗装業者や地元の企業が協力しました。清掃が終わると、下地調整から上塗り、さらに子どもたちによる壁画制作と進められ、2週間にわたって作業が行われました。特に高所作業には安全対策が施され、プロの技術が応用されていました。

壁画制作の過程

壁面が空色に塗り替えられた後、中野区立の緑野中学校と小学校の生徒たちが空とその中の要素を描くデザイン案を考案しました。参加した約20人の子どもたちは、気球や風船、シャボン玉、カエルなど、多彩なモチーフを含む壁画を描きました。これにより、落書きの撲滅に向けた強いメッセージを発信し、見る人々に明るい印象を与えました。

お披露目と地域の反響

完成した壁画の披露会には、警察署長と中野区長も参加し、イベントの意義や関係者への感謝の言葉が述べられました。また、参加者は最後の仕上げを行い、地域の活動が報道メディアでも取り上げられ、広く注目を集めることとなりました。

評価と今後の展望

警視庁の担当者からは、地域の協力を得て落書き消しや壁画制作ができたことに対する感謝の声が寄せられました。一方、塗装組合の支部長は今回の活動を通じて地域貢献の旨を強調し、参加した仲間との絆を深められたことも嬉しく語っています。また、日本ペイントの代表からは、社会に幸せを届ける活動として今後もこのようなイベントを継続していく意向が示されました。

この「HAPPY PAINT PROJECT」は、塗料を通して地域の活性化を目指す取り組みであり、これからも多くの人々に幸せを届けられるプロジェクトとして続いていくことでしょう。参加者たちは、イベントを通じてペイントの楽しさや社会貢献の意義を再認識し、地域愛が深まる機会となりました。