タマチャンショップとE-Grantの新たなる挑戦
2023年10月、有限会社九南サービスが運営するオンラインストア「タマチャンショップ」および、E-Grant、x3dの3社は、生成AI時代に対応した通販企業向けマーケティングの実証研究を開始しました。この共同研究は、特にLLMO (Low-Lift Marketing Optimization)領域に焦点を当てています。
背景と目的
近年、検索体験は従来のキーワード検索から、ユーザーが求める文脈を理解し提案する生成AIによる新しい形式へとシフトしています。企業は、指名検索だけに依存することなく、新たな集客の道を見出す必要があります。この過渡期において重要なのが、LLMOです。これは、UGC(ユーザー生成コンテンツ)やレビュー、QA、記事、生成AIコンテンツを駆使し、少ない工数とコストで集客を最大化する手法を指します。
現在の課題は、CRMとの連携やLTV設計の知見が不足していること。そこで、3社は「生成AI × 流入最適化 × LTV設計」という観点から、データの収集や可視化、施策の連携を進めることで、集客からCRMまでをシームレスに支援する研究を行います。
プロジェクトの概要
九南サービスの役割
- - データ設計とPoC(Proof of Concept)環境の提供
- - 統合的なLTV評価基盤の構築
x3dの取り組み
- - 非指名クエリの構造化
- - レビューや記事の自動生成
- - 生成AIを用いた検索導線の最適化
- - LLMO領域内での検索体験デザインと集客支援
E-Grantの役割
- - クエリ別流入顧客のLTV計測と可視化
- - LTVスコアに基づいたCRMセグメント設計と施策の配信
この共同研究により、集客とCRMの分断を解消し、「一気通貫型のLTVマーケティング」の実現を目指します。
今後の展望
今回の実証研究で得られた成果は、汎用的な施策のテンプレートやダッシュボードとして整備され、徐々に他社への展開も視野に入れています。この新しい購買導線の設計やCRMの再定義に向けて、業界全体に有用な知見を発信していく予定です。
タマチャンショップについて
タマチャンショップは、安心で安全、なおかつ栄養豊富な食品を通じて、健康的で美しい生活を提案しています。「しあわせ食」をテーマに、全国から厳選した上質な食材を500点以上のオリジナル商品として開発・販売しています。公式オンラインストアを皮切りに、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなど、20以上のECモールに出店。また、宮崎県都城市を本拠地とし、福岡、鹿児島、大阪、福井にも7店舗を展開し、お客様との対話の場を大切にしています。
さらに、タマチャンショップは「JAPAN EC大賞2024」において、総合部門とブランド部門の両方で受賞の栄誉に輝きました。
公式ホームページはここからご覧いただけます:
タマチャンショップ公式サイト。
さらに、環境に配慮した取り組みとして「みらいのピースプロジェクト」を立ち上げ、食品業界として自然環境を守る活動も活発に展開しております。詳しくは
こちらからご確認ください。