地域と学生の新しいつながり
叡啓大学が主催する「ナラシテミタプロジェクト」は、2025年10月31日(金)に広島市南区に位置する中電工業株式会社の地域交流広場「ヤマヤマミタ」で開催されます。このイベントは、地域と学生の交流を促進し、音を媒介にした新たな体験を提供することを目的としています。
プロジェクト概要
「ナラシテミタプロジェクト」は、音楽と環境教育を結びつけるユニークな試みです。叡啓大学の学生たちは、「公共芸術論」の授業内で生まれたアイデアを実践に移し、地域の子どもたちと一緒に塩ビパイプを使った音響設置物をワークショップで制作します。このプロジェクトでは、産業廃棄物として処分されることが多い塩ビパイプを再利用し、音を楽しむことができるオーナメントを作成します。
日時・場所・内容
- - 日時: 2025年10月31日(金)15:00~18:00
- - 場所: ヤマヤマミタ(広島市南区出汐2丁目3-29)
- - 内容: 塩ビパイプを使用した音響オーナメントの制作ワークショップ
- - 対象: 出汐町の住民及びSDGsや楽器制作に興味のある方
- - 参加費: 100円(材料費)
- - 主催: 中電工業株式会社、studioスイナ
音のある交流の場
このワークショップでは、子どもたちが塩ビパイプを使って自分たちの楽器を作り、音を奏でる体験ができます。来場者は、自由に触れることのできるカホンも設置され、思い思いの音楽を楽しむことができる環境が整えられています。このようにして、地域の人々と学生たちが相互に交流し、新しい音の体験を生み出す場を提供します。
環境教育に向けた取り組み
本プロジェクトでは、廃材の循環利用という側面も重視されています。塩ビパイプを音響素材として再生することで、環境問題にも触れながら、子どもたちに「環境×ものづくり×音楽」の関係を学ばせる機会を提供します。こうした経験を通じて、参加者は創造力を高め、自らの考えを形にする力を育むことができます。
地域との協力による学びの場
叡啓大学の学生は、企画・運営の中心として参加し、地域の人々とのコラボレーションを図ります。中電工業株式会社の協力により、会場や広報面でのサポートも行われており、地域、企業、大学の相互連携によって新しい形の学びを社会に実装する試みが推進されています。このプロジェクトは、学生にとっても貴重な実践の場となり、地域に寄り添った活動を通じて社会貢献を目指します。
最後に
叡啓大学の「ナラシテミタプロジェクト」は、地域と学生が音を通じてつながり、環境への意識も高める重要なイベントです。ぜひ、地域住民の皆さんも参加し、共に音楽の楽しさと環境教育の意義を感じてみてください。参加を通じて、思い出に残る体験を一緒に作り上げましょう!