冬の野鳥観察が楽しい!
岩手県立高田松原津波復興祈念公園では、12月15日(日)に「野鳥観察会」が行われます。これは昨年に引き続いての開催で、自然観察を通じて冬鳥の生態を学ぶ貴重な機会です。講師には南三陸ワシタカ研究会の会長である三浦孝夫氏が招かれており、参加者は古川沼や高田松原の自然を楽しみながら、冬鳥を観察することができます。
このイベントは、特に初心者にも適しており、参加費は無料。定員は先着15名であり、興味のある方は早めの申し込みが推奨されています。参加者には、日本野鳥の会発行の「おさんぽ鳥図鑑」が贈られることも魅力です。
具体的な内容
観察会では、参加者は園内を歩きながらフィールドスコープや双眼鏡を使って観察します。水辺に生息するカモやサギの仲間は動きがゆっくりなため、初心者でも観察がしやすいでしょう。観察後には、公園管理事務所の会議室に移動し、どの種類の野鳥が見られたかを確認する「鳥合わせ」が行われます。
開催概要
- - 開催日: 12月15日(日)
- - 時間: 9:00~12:00(8:45受付開始)
- - 場所: 高田松原津波復興祈念公園古川沼・高田松原
- - 講師: 三浦孝夫氏(南三陸ワシタカ研究会会長)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 先着15名(事前申し込み必要)
- - 持ち物: 双眼鏡(お持ちの方)、筆記用具、飲み物など
- - 申込方法: 市立博物館へ電話またはチラシの参加申込書を提出。締切は12月14日(電話0192-54-4224)
昨年の様子
昨年の同イベントでは、小学生から大人まで多くの参加者が集まり、合計で25種類の野鳥が観察されました。特に注目すべきは天然記念物に指定されているコクガンや、冬鳥のホシハジロ、スズガモなどが見られたことです。
古川沼の魅力
古川沼は岩手県内で最大の自然湖沼で、多様な水鳥が訪れます。東日本大震災による復興により、かつての汽水環境や干潟が回復したことで、今では完璧なバードウォッチングスポットとなっています。自然とふれあいながら、多種多様な鳥たちを観察する絶好の機会となるでしょう。
高田松原津波復興祈念公園とは
この公園は、東日本大震災の犠牲者を追悼し、その教訓を後世に伝え、地域の再生を目指す機関です。自然環境だけでなく、地域の賑わいを取り戻し、未来に向けた大切な役割を果たしています。
お問い合わせ先
〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字中宿24-3
TEL: 0192-22-8560
公園の詳細情報や最新のイベント情報は、公園の公式ウェブサイトやSNSを通じて確認できます。皆さんもこの機会に自然観察を楽しんでみてはいかがでしょうか?