地域を支える日本酒「Number:純米大吟醸原酒」
兵庫県西宮市の大関株式会社は、地域活性化と社会福祉を目的として、4社による合同開発日本酒「Number:純米大吟醸原酒」の販売を通じて、社会貢献活動を行っています。この取り組みは、2020年8月から続いており、毎年の売上の一部が寄付されています。
ボッチャ用具の寄付について
2023年度分の「Number:純米大吟醸原酒」の売上から寄付された金額は、NPO法人とんとんを介して、パラリンピック競技「ボッチャ」の道具購入に使われました。これにより、西宮市社会福祉協議会の「善意銀行」へと贈呈されました。寄付の対象商品は、2023年8月から2024年7月までの販売期間で提供されます。
贈呈式には、上野常務理事(西宮市社会福祉協議会)、長部訓子社長(大関株式会社)、藤本専務取締役(玄米家)、江藤理事長(NPO法人とんとん)、藤本代表取締役(藤本糧穀)、および大関の大畠が出席しました。式では、遠隔地から参加できるオンラインボッチャ用のスピーカーとマイクも贈呈されました。
日本酒の背景と特徴
「Number:純米大吟醸原酒」は、兵庫県の特産品である山田錦を原料に使用し、地域の人々に寄り添った日本酒です。大関株式会社は、地域活性化と障がい者支援をサポートするため、4社が力を合わせて開発に取り組みました。日本酒のコンセプトは「みんなで造る日本酒」であり、地域コミュニティとのつながりを重視しています。
同商品は、2024年10月には近畿エリア及びECサイト限定で販売される予定です。これにより、さらなる地域などへの支援が期待されています。
社会的な意義と今後の展望
この寄付活動を通じて、地元に根ざした企業の連携が地域社会にどのように影響を与えるかが注目されます。日本酒の売上が社会貢献につながることは、今後も継続してほしい取り組みであり、地域への温かい支援をさらに広げるきっかけになるでしょう。
「Number:純米大吟醸原酒」の販売を通じて、地域の人々が「支える、支えられる」の関係を築き、より良い社会を目指していく姿勢には、感銘を受けざるを得ません。今後の活動にも期待が寄せられています。