ダンボール製ロボット「embot」が教育現場で注目を集める理由
近年、プログラミング教育の重要性が増す中、子どもたちが楽しみながら学べる教材として「embot(エムボット)」が注目を浴びています。これはダンボールを使用したロボットを自由に組み立て、それをプログラミングで動かすことができる教育用ロボットです。ここではその魅力を詳しくレポートします。
embotとは?
embotは、子供向けのプログラミング教材として設計されています。ダンボール製のロボットを使って子供たちは電子工作やものづくりの楽しさを体験しながら、タブレットやスマートフォンを用いたビジュアルプログラミングを通じて、簡単にロボットを操作することが可能です。このように、技術と創造性を同時に育むことができる点が大きな魅力です。
販売実証試験の高い評価
最近行われたembotの販売実証試験では、計画を大きく上回る反響がありました。特に、小学生の子供を持つ家庭や教育機関からの関心が高く、教材としての評価も得られました。
先行体験版の購入者を対象に実施したアンケートによると、参加者の約90%が教材やセミナーに対して最高評価をしたことが報告されています。この結果により、embotの実用性と学習効果が実証されました。
体験型セミナーの効果
embot導入に際し、3回の体験セミナーが開催され、参加者は自分だけのダンボールロボットを作成し、プログラミングを行いました。セミナーでは、子供たちの想像力を生かした「小さい妹を泣き止ませるためのembot」や「モンスターを倒しに行くロボット」といった独自のプロジェクトが披露されました。これにより、子供たちが目の前の課題を解決する能力や、物語を考える力が養われています。
本格商用版の開発と展望
embotは2018年夏に本格商用版の発売を予定しており、多くの企業とのパートナーシップを通じてさらなる進化を目指しています。先行体験版で得たフィードバックに基づき、機能の改善や新しいデザインのロボット製作が可能になる予定です。また、プログラミングの学習コンテンツも強化され、初心者でもアクセスしやすい内容にしていくことを目指しています。
企業の背景
このプロジェクトは株式会社NTTドコモの新事業創出プログラム「39works」から始まりました。このプログラムは、外部パートナーと協力し、迅速かつ効率的にビジネスを育てることを重視しています。embotの開発を担当している株式会社インフォディオは、顧客のニーズに応じたサービス提供や運営を担っています。
教育分野でのプログラミングの重要性が高まる中、embotはその先駆けとして一役買っており、今後の展開にますます期待が寄せられます。子どもたちの未来を支えるぴったりの教材として、embotの成長を見守りましょう。
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embot公式サイト