広島県が新たなビジネス創出を目指し、環境・エネルギー分野に特化した共創プログラム「HIROSHIMA GREEN OCEAN BUSINESS BUILD」を発表しました。このプログラムは、広島経済レポートと株式会社eiiconとの共同で運営され、令和6年度ひろしま環境ビジネス推進協議会の一環として実施されます。プログラムの第一回目は2024年8月20日から開始され、共創パートナーの募集も始まります。
広島県は、かつて自動車産業や造船業などものづくりで知られる地域でしたが、現在では環境・エネルギー産業を新たな柱として育成することに力を入れています。本プログラムを通じて、広島県内の企業と全国の企業が連携し、環境・エネルギー分野の新規事業の創出に挑む姿勢が求められています。
プログラム期間中、10月24日と25日の2日間にわたり、広島市内で共創ビジネスアイデアの構築が行われます。参加企業は、ニュートリションメンターからの指導を受けながらアイデアを磨き、事業の形にしていく機会が得られます。さらに、採択されたプロジェクトには実証サポート費として上限50万円が提供され、専門のコンサルタントによる支援も受けられます。
新たなビジネスのヒントを得るために、参加企業には様々な業種からの挑戦者が集まります。具体的には、以下のようなテーマに取り組む企業がホスト企業として参加します。
1.
潮流発電:常石商事株式会社は、瀬戸内海の豊富な潮流を活かした再生可能エネルギーの創出を目指す事業を展開。
2.
カーボンニュートラルなカーディーリング:広島トヨペット株式会社は、カーボンニュートラルを目指した地域貢献事業のアイデアを募集中。
3.
デニム製造の革新:カイハラ産業株式会社は、水資源を削減し循環的な製造方法の確立を図ります。
4.
地域貢献型スポーツビジネス:株式会社サンフレッチェ広島がスタジアムを拠点に地域貢献を目指す。
5.
空き家の有効活用:株式会社マエダハウジングが、持続可能な社会の実現に向けて空き家問題の解決を進めます。
参加企業は資金提供のみならず、広島県の持続可能な社会の実現に寄与するプロジェクトを共に育てていくことが期待されています。プログラムのオンライン説明会も8月29日に実施され、具体的な内容や応募方法が詳しく説明されます。参加を希望する企業はぜひこの機会を逃さず、積極的にエントリーを考えてみてはいかがでしょうか。
広島県が誇る新たなビジネス創出プログラムは、地域経済だけでなく全国の企業との協力を通じて、持続可能な未来を築くための重要なステップとなります。これを機会に、環境問題に取り組む多くの企業が集まり、社会的課題を解決するための知恵を出し合うことに期待が寄せられています。
参加申し込みやプログラムの詳細については、公式ウェブサイトで確認可能です。