次世代スマート農業
2025-01-29 14:27:07

AGRISTが挑む、次世代スマート農業とその展望

AGRISTが挑む、次世代スマート農業とその展望


日本の農業は今、深刻な人手不足や高齢化といった課題に直面しています。これらの問題を解決するために、AGRIST株式会社は新たな技術革新に取り組んでいます。特に、同社はAIとロボットを駆使して農業の効率化を目指し、今回広沢技術振興財団から令和6年度のものづくり技術助成事業に採択されました。この助成金を活用して、さらなる技術発展を図ります。

農業の現状とAGRISTの役割


日本の農業における収穫作業は、重労働である上に担い手不足が深刻です。AGRISTは、2019年から自動収穫ロボットの研究開発に取り組み、実際に一部の農業生産法人へ導入を進めています。これにより、少しずつ課題への対策を実現してきましたが、現行のきゅうり収穫ロボットにはいくつかの技術的な課題が残されていました。

技術助成を受けた新プロジェクト


今回、 AGRISTは広沢技術振興財団から、試験研究部門で助成金を受け取ることになりました。この助成金は、具体的な技術提案に対して支給されるものであり、AGRISTの技術力と将来性を高く評価されてのことです。助成金は1件あたり原則200万円以内で、これを基に、きゅうり収穫ロボットの機能拡張を目指します。

研究開発の全貌


AGRISTは、今回の助成を受けて以下の研究開発を実施します。
  • - 摘葉機能および摘果機能の開発: これまで手作業で行われていた摘葉・摘果作業を自動化します。これにより、収穫作業と合わせて一連のプロセスをロボットが行えるようになり、劇的な省力化が期待されています。
  • - 現場実証: 開発した機能を実際の農場で検証します。この実証実験を通じて、現地の実情に応じた改良を行い、より実践的なロボットの開発を促進します。
  • - 導入モデルの検証: 農業現場向けに、導入モデルを構築し、費用対効果や導入効果を明確にします。これにより、農家がロボットを導入しやすくなり、普及促進に寄与します。

エンジニアの期待の声


技術開発を担当する増渕氏は、「この助成により、摘葉・摘果作業が自動化されることで、果実の検出が容易になり、収穫効率が大きく向上すると期待しています」と語ります。さらに、1台のロボットが複数の作業を担えることで、農業現場の生産性向上に寄与できるとの展望を示しています。

今後の展望


AGRISTはこの研究開発を通じて、きゅうり収穫ロボットを早期に社会実装し、他の作物にも応用できるように進めていきます。これにより、日本の農業が抱える課題解決に貢献し、さらには広沢技術振興財団の助成事業を通じて茨城県の農業振興にも貢献していくことを目指しています。

AGRIST株式会社の紹介


AGRISTは、テクノロジーを利用して持続可能な農業を実現するスタートアップ企業です。AI搭載の自動収穫ロボットを用いたスマート農業を全国的に展開しており、2023年には20以上の賞を受賞するなど、業界でも注目されています。ITALINKではエンジニアの採用を強化しており、興味のある方は公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
AGRIST株式会社
住所
宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1新富アグリバレー
電話番号

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