HACARUS KYが国土交通省のNETISに登録された意義
株式会社HACARUSが提供するAIによる危険予知支援アプリ「HACARUS KY」が、国土交通省の新技術情報提供システムであるNETISに登録されました。これは、建設業界における安全管理を効率化し、労働災害リスクの低減を目指す重要な進展です。
NETISとは何か?
NETIS(New Technology Information System)は、国土交通省が新しい技術情報を共有するために設けたデータベースです。2009年に運用を開始して以来、建設分野における革新を促進し、業界全体の生産性向上に寄与しています。技術が広く認知されることで、建設業界の効率化が進み、公共事業における安全管理が一層強化されることが期待されています。
HACARUS KYの特長
「HACARUS KY」は、スマートフォン、タブレット、PCを使って危険予知活動をサポートします。このアプリケーションの最大の特長は、AIを活用して過去の労働災害事例やリスクを自動で探し出し、視覚的な提案を行う点です。これにより、使用者は経験や知識に依存することなく、労働災害リスクの低減を図ることができるのです。
このアプリには以下のような主な機能があります:
1.
労働災害事例の自動提案:作業内容に基づいてAIが最適な過去の災害事例を提示します。
2.
自社事例の登録:自社特有の労働災害事例をアプリに登録でき、リスク提案はより個別化されます。
3.
デジタルKYシートの作成・共有:QRコード機能やクラウド保存を利用し、現場での迅速な導入と運用を可能にします。
4.
マンネリ化防止機能:同じ情報の繰り返し入力への警告があるため、作業のマンネリを防ぎます。
このような機能により、労働災害のリスクが大幅に減少し、作業効率が向上します。
NETIS登録の意義
HACARUS KYのNETIS登録は、公共事業に新技術として公式に認められたことを意味します。この認可により、公共工事の現場におけるHACARUS KYの採用が進むことが期待され、建設業界全体の安全性の向上及び作業効率化に貢献します。
株式会社HACARUSについて
HACARUSは、「未来を造る人に次世代の『はかる』を」というミッションの下、少ないデータを活用して様々な問題解決に取り組んでいます。2014年の設立以来、多くの企業の課題解決を支援し、独自のAI技術により効率化と省力化を実現しています。データ収集からシステムの連携までを一貫してサポートし、AIと人間の未来の共存を目指しています。
公式ウェブサイトにはさらなる情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください:
HACARUS公式サイト
私たちはHACARUS KYの今後の発展に注目し、安全な作業環境の構築に向けた一助となることを願っています。