栗城史多が挑む!ネパールの支援プロジェクトとは
東日本大震災の際に見られた支援のノウハウをもとに、登山家の栗城史多氏が、ネパールの復興を目指す新たなプロジェクト『ふんばろうネパール』を立ち上げました。これは、東日本支援プロジェクトの創設者である西條剛央氏と協力し、長期的な支援を行うためのチームを結成したものです。これまでも栗城氏はエベレストの単独無酸素登頂に挑戦を続けており、その精神をもってネパールの人々に希望を提供しようとしています。
プロジェクトの目的
『ふんばろうネパール』は、支援を必要とする人々と支援したい人々をつなぐ仕組みです。特に、現地のニーズに応じた物資を購入し、届ける活動に力を入れています。このシステムは、東日本大震災の際に培われたもので、支援側と支援を求める側の間に存在したニーズのミスマッチを解消するために開発されたものです。これが、海外で初めてネパールで導入されようとしているのです。
すでに、ネパールからはトタン屋根や教材、学校再建、水牛など多様な支援のリクエストが寄せられています。大地震による被害は甚大で、死者8500人以上、負傷者は2万人以上に達しました。そのため、海外からの長期にわたる支援が切実に求められています。
栗城氏は、「この仕組みを日本国内だけでなく、海外で暮らす多くのネパール人に広めていくことで、より多くの人々の生活を支えていきたい」と考えています。
ネパール復興イベントの開催
さらに、栗城氏はネパール復興を目的としたイベント『ネパールと共に』を開催します。このイベントは、6月12日(金)に行われ、ヒマラヤを支えてきた登山家たちが集まり、観光立国としてのネパールの魅力を発信します。栗城氏は、「ネパールにまだ行ったことがない人々にも、その魅力を知ってもらい、ネパールの人々とのつながりを深めることで、支援の輪を広げていきたい」と述べています。
詳細情報
このプロジェクトを通じて、栗城氏は一人でも多くの人々にネパールの現状を知ってもらい、支援活動へ参加してもらうことを願っています。ネパールの復興を共に進めていくために、多くの人々がその思いを持ち続けることが大切です。