依存症回復を支える再建事業、バーブホームのクラウドファンディング開始

バーブホーム再建プロジェクトが始動

特定非営利活動法人ジャパンマックが、東京都板橋区に位置するナイトケア施設「バーブホーム」の再建に向けたクラウドファンディングを2024年10月6日から開始します。このプロジェクトは、依存症からの回復支援を目的とした重要な取り組みです。

プロジェクトの背景

ジャパンマックは、東京都からの認定を受けた団体であり、依存症の支援を行ってきました。バーブホームはナイトケア施設として2011年から運営されており、2014年からは自身の所有物件として機能しています。施設名の「バーブ」は、依存症回復支援に貢献した元アルコール依存者のニックネームに由来し、まさに団体のアイデンティティを表しています。

しかし、2023年には築45年の建物が老朽化し、雨漏りや漏電といった安全上の問題に直面し、やむを得ず利用を停止する事態となってしまいました。このため、依存症を抱える方々への支援を継続するために、施設の再建が不可欠となりました。

クラウドファンディングの詳細

今回のプロジェクトでは、最初の目標金額として2500万円を設定し、最終的には建設費総額5000万円を目指しています。募集期間は2024年12月6日まで。クラウドファンディングの成功が施設再建の鍵となります。

目指すもの

バーブホームの再建プロジェクトが掲げる目標は大きく3つあります：
1. 地域との良好な関係を未来へつなぐ
依存症に理解のある地域社会とのつながりを強め、ボランティア活動やレクリエーションを通じて、回復した方々が社会に復帰できる道を作ります。

2. これからのスタッフにジャパンマックの魂をつなぐ
バーブホームはジャパンマックの象徴であり、この施設を未来に引き継ぐことで新しいスタッフに支援の理念を伝える役割を果たします。

3. 依存症回復支援と社会がつながる
これまで広く寄付を受け付けてこなかったジャパンマックが、一般の方に活動を知ってもらい、社会全体で依存症回復支援を盛り上げる機会を促進します。