KELAとSB C&Sが契約
2025-12-17 14:31:48

KELAとSB C&S、ディストリビューター契約締結でサイバー脅威に挑む

KELAとSB C&S、国内初のディストリビューター契約を締結



サイバー脅威インテリジェンスを提供するKELA株式会社とSB C&S株式会社が、国内初のディストリビューター契約を結びました。2025年12月17日から、多層型セキュリティソリューションである「KELA(ケラ)」及び「ULTRA RED(ウルトラ レッド)」「SLING(スリング)」の取り扱いが開始されます。この契約は、特に企業のサイバーセキュリティ対策の重要性が増す現代において極めて意義深いものとなっています。

なぜ契約が重要なのか


近年、サイバー攻撃の手法は高度化・巧妙化し、特に中堅・大企業においては、自社だけでなく取引先や業務委託先を通じた外部連携による情報漏えいや不正アクセスが増加しています。これにより、企業は目に見えない外部リスクへの対策を早急に行う必要があります。

KELAは、単に表層的な脆弱性情報だけでなく、ダークウェブに存在する攻撃者のフォーラムや侵害データの流通経路、外部公開資産の露出状況にまで分析を広げています。これにより、企業は「どの部分が、どのように狙われやすいか」を攻撃者の視点で理解しやすくなります。リスク対策の優先度を明確にし、効率的かつ効果的な対策が可能となります。

さらに、「ULTRA RED」と「SLING」は、それぞれアタックサーフェス管理機能やサードパーティーリスク管理機能を提供しており、自社内だけでなく外部のリスクも一元管理が可能です。これにより、企業の事業継続性の確保やブランド価値の維持といった経営レベルの課題にも貢献します。

KELA、ULTRA RED、SLINGの特徴


KELA


KELAは、ダークウェブやアンダーグラウンドフォーラムを常時監視し、企業や取引先に関する脅威情報をリアルタイムで見える化するCTIプラットフォームです。攻撃者の視点からTTP(戦術・技術・手順)や攻撃グループのプロファイリングを行い、漏えいアカウントや偽装ドメインの検出を支援します。ユーザーの調査内容は外部に知られることはなく、安全性と匿名性が確保されています。

ULTRA RED


ULTRA REDは、クラウド型のアタックサーフェス管理ソリューションで、企業の外部資産を攻撃者の視点から自動で検出・可視化します。脆弱性のリスクを定量化し、優先順位を付けることで、防御態勢の死角を明らかにします。エージェント不要の仕組みにより、リソースを節約しつつ、持続的なリスク評価が実現します。

SLING


SLINGはサプライチェーンや取引先のセキュリティリスクを攻撃者視点で可視化し、スコア化するモニタリングサービスです。ダークウェブの情報や侵害データに基づき、外部リスクを定量的に評価。経営層向けのレポート機能により、サードパーティーリスク管理を効率化します。

企業のコメント


KELA株式会社の執行役員兼COOである廣川裕司氏は、「この度の契約締結を光栄に思います。私たちの提供するダークウェブからの脅威インテリジェンスを通じて、日本企業の事業継続や攻めの経営を支えたい」とコメントしています。

また、SB C&S株式会社のネットワーク&セキュリティ推進本部本部長である山名広朗氏も、「KELAの先進的なソリューションを通じて、ガバナンス強化や事業継続性の向上に貢献したい」と意気込みを語りました。

結論


今回の契約締結は、企業のサイバーセキュリティに対する新たな取り組みの一環であり、KELAとSB C&Sはソリューションの普及を通じて、国内企業のリスク対策に大きく貢献することが期待されています。企業や組織が直面するサイバー攻撃の脅威に対抗するため、両社の協業は今後ますます重要な役割を果たすでしょう。


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会社情報

会社名
SB C&S株式会社
住所
東京都港区海岸1-7-1東京ポートシティ竹芝オフィスタワー
電話番号

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